民主党の馬鹿勝ちで思うのは、「小選挙区制」というのが政治の不安定要素につながりがちだということだ。もともとは自民党が好きなだけ一党支配をしたいがために作った制度だけど、こう政治不信が続いて「組織票」以外の浮動票がインパクトを持つようになると、特定政党が馬鹿勝ちする仕組みはぶれ幅が大きくなる。民主も「勝った勝った」ではなくこの馬鹿勝ちをむしろ危機と捉えるべきなんじゃないだろうか。
だって民主がいいから民主にした、って言うヒトは民主に投票したヒトの半分もいるかわかんないと思うのだ。「自民にNO」は「民主にYES」ではない。にもかかわらず馬鹿勝ちした状況をみれば、もともとの自民支持層は次にはまた自民に戻るだろうし、短期間でよい結果を残せなければ、浮動票もまた「やっぱりダメか」の失望感で泡みたいに消えてしまう。
小選挙区制度「日本に不向き」米コロンビア大教授…日経ネット
ジェラルド・カーチス米コロンビア大教授は31日、東京都内の日本外国特派員協会で講演し、「選挙のたびに浮動票が一斉になびき政権交代が続けば、重要な政策が遂行できず日本は取り返しのつかない下り坂に入る」と警告した。
まあそうだろうと思う。それでなくても毎年コロコロ首相がかわってる国って、G8の中じゃ日本ぐらいじゃないだろうか。これで国際的影響力なんか発揮できるわけないし。日本人も、とりあえず選んじゃったからにはある程度の期間は我慢して様子見する覚悟も要るんだろうな…と思う。そこまで国がもてば、だけど。
選挙の間じゅう、選挙カーからは「お年寄りに安心を、子供に未来を!」というスローガンがむなしく響いていたけど、選挙権のある年寄りはともかく、少数派の若者、子供、子育て世代に対する確固たる支援のビジョンを継続的に持ってる政治家なんかいやしないというのが感想。
所詮「自分たちが現役の間だけもてばいい」的な発想が多数派の高齢者(政治家も一般人もだ)の中に蔓延しているのだから、若者はもっと危機感をもたなきゃいかんと思う。年寄りの代表が年寄りのための政治をしているのだ。人民の人民による…というゲッティスバーグ・アドレスになぞらえれば、若者の若者による若者のための政治を、もっと真面目に議論しないとイカンよと思う。
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