2012年02月06日

季節を愛でる本

子どもが保育園の頃は、節分といえば園でみんなで鬼のお面をつくって豆まきがあって、家でも豆まきやったし、七夕には「ご自由にお持ちかえりください」と小さな笹がバケツの水にさしてあって、家でもちょっとした七夕飾りができるようにもらって行けたり、なにかと日本の年中行事にあわせた行事や給食メニューがあって、自然に家のほうでも季節の行事にあわせた小さなお楽しみをやっていたけど、中学生にもなると、学校はお弁当だからひな祭りメニューの給食もないし、みんなで豆まきをしましょうでもないので、ちょっとうかうかしていると、すっかり季節感みたいなものが吹っ飛んでしまいます。3日の豆まきも、当日あわててお豆だけ買ってきて、とりあえず歳の数だけ食べようか?みたいな感じで済ませてしまって、一応恵方巻きもチョビの分だけ用意したけど、なんだかあわただしかったなあー。

そんなわけで、先日ヴィレッジ・ヴァンガードでうっかり衝動買いしてしまったこの本を寝る前にぱらぱらとめくっては、季節の行事を思い出してます。

おうちで楽しむ にほんの行事
広田 千悦子
技術評論社
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買ったときには知らなくて単行本買っちゃったんだけど、文庫もあるようです。でも、この本の楽しみはほんわかタッチのちっちゃなイラストなので、文庫だとちょっとキツイかも。というか、40歳になると同時に老眼はじまっちゃったワタクシとしては、これ単行本でもイラストに添えた文字が結構ちっちゃいのでかーなーりー辛いものがあるのですが、それでもこういうほわほわしたイラスト見てるとなんか楽しいのでこういうのってついつい買いたくなっちゃう。

2月の日本の行事っていったら節分ぐらいしか思いつかないけど、針供養とか、初午(はつうま)とか、耳にしたことはあるけどいつ頃?っていうとピンとこない行事のことが書かれていて、それと、季節ごとのお料理メモ。春はフキノトウ味噌やヨモギ餅、タケノコごはん、お彼岸のぼた餅…などなど、見てると「あ、食べたい」っていう気分になるような「季節の」食べ物の作り方が色々。こういう小さなパズルのピースがはまっていって、日本の一年間がゆるーくわかる感じの構成になってます。
同じような本で、おーなり由子さんの「ひらがな暦―三六六日の絵ことば歳時記―」っていう本も持ってて、そっちのほうが内容的には(なんせ一年分毎日ページがあるので)たっぷりで読み応えはあるんだけど、ざっと「日本の季節」を頭に入れるなら、広田さんのほうかな。おーなりさんのは、通して読むというより、ふと思いついた日にその日付のページをめくってみて、あ、そんな季節かぁ、って感じる、っていう読み方に向いていて、なんというかページ占いみたいな感じの本です。

ひらがな暦 三六六日の絵ことば歳時記
おーなり 由子
新潮社
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こういう風に丁寧に季節の移り変わりを感じて、自分もそれに参加して暮らすのって、いいなぁ。去年は猫を預かったのもあって、クリスマスツリーも出さなかったし、なんだかどんどん毎日がのぺーっとしてきちゃってる気がして少々反省。3月はちゃんとひな祭りにちらし寿司とハマグリのお吸い物でもつくるか!とか思う。なかなかこの決心が長続きしないとこがアレなんですが… 

それにしてもこういうの、マメにやってるひとって本当にエライなあーと思うんだけど、きっととりあえず「最初の一歩」なんでしょうね。私も梅干って自分で漬けてみるまでは「すごく大変そう」って思ってたんだけど、一度漬けちゃうと案外簡単。全部の行事をちゃんとやるぞ、って思っちゃうと挫折しそうだから、今年はこの中のどれかひとつふたつでも、初めてのものをやってみよっと。まずはキンカン酒かなあー。今の時期がちょうど材料の出回り期らしいです。


ラベル:
posted by なつめ at 21:39| Comment(10) | TrackBack(0) | おとなが読む本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
なつめさんはフルタイムで働かれているのに、梅干しも漬けられるんですね。
もうただただ尊敬です。

私は手抜き料理女王なので、ザックリした料理しか作れなくて、季節感とか日本ならではの設えとか苦手なんですが、四季のある国に生まれたからこその楽しみは、次の世代へ伝えていかなくてはなりませんね。

立春を過ぎ、暦の上では春になりましたが、まだまだ寒い日が続いています。
でも車の窓から差し込む陽光は、キラキラと輝いて春は近いと教えてくれています。
日が少しずつ長くなっていく…私の一番好きな季節です。

大学を卒業したばかりの頃、講師として稼働するための研修で、『皆さんもいずれお母さんになるでしょう。仕事で忙しい毎日を過ごしているかもしれません。でも子供と手をつないで立ち止り、きれいな夕陽に感動できる人でいてください。』と言われました。

今子育て中の皆さん、これからお母さんになられる皆さん、我が身を振り返ってみれば、子供と一緒に感動できる時間は、とても短いものです。
四季を愛で、共に感動し、素敵な時間を過ごされますように…。
(我が家はSJのお陰で、今でも一緒に感動絶賛継続中←結局オチはそこ!)

Posted by れいこ at 2012年02月06日 23:42
なつめさんは梅干しを漬けてらっしゃるのですね。すばらしいです。
家事がダメダメな私は何をか言わん、ですが、
俳句を少しやっていたので、季語の数とその
ゆたかなバリエーションに触れていると、
「日本人ってすごい」としみじみ感動します。
季節の移り変わりを繊細なレベルで感じ取り、
その季節にあわせて折り目正しく生活していく…
のが理想なんですけど、かなりぐだぐだで。
まずはなつめさんが紹介されている2冊を
手にとってみようかなと思います。
Posted by MS TOWN at 2012年02月07日 09:32
なつめさんのお忙しい中でも季節の移り変わりを意識して過ごされる姿勢、とっても素敵です!

私は大学生活が長くなってくる中で、研究室と家の往復ばかりの毎日なので、だんだん季節感覚が薄れてきていることに時々ハッとします。

節分も(ぎゅの誕生日は覚えていたのに)すっかり忘れていて、母がお豆さんを買ってきてくれて思い出したほどです。

ご自宅で梅干を漬けるなんて私にはハードルが高そうだなぁ…と心が萎えそうですが、生活が落ち着いたら私に出来ることから始めてみたいです。

P.S.
1つ前の記事の削除、お手数をお掛け致しました><ありがとうございました!


>れいこさま
『子供と手をつないで立ち止り、きれいな夕陽に感動できる人でいてください。』という言葉、素敵ですね。私もいつかそんなお母さんになりたいものです><
Posted by tiara at 2012年02月07日 10:52
わが家もすっかり季節の行事とは遠のいてしまいました。 恵方巻き食べたりお団子食べたりするくらいで、韓国の方がちゃんと行事を楽しんでいる様子を見ていると 自分は日本に暮らしていることをきちんと楽しめているのかな、とふと感じます。

梅干いいですね〜♪
母も私もお漬物大好きなのでよく漬けています。一時はぬか漬けも作っていたのですが、うっかり旅行に出て2日間放置した結果えらいことになってしまったのでそれ以来自粛しています。(あれはホントに怖かった。中からナニか生まれた?ってくらいぶわわ〜となっててぷちトラウマですww)
今では初夏にらっきょ、年末に松前漬け、というのが定番になっています。 母は何でもど〜ん!!と作るのが好きなのですが、さすがに土つきのらっきょ30kgを目の前に置かれて「むいて♪」と言われた時は目眩がしました。 「あんたが一番食べるんだから」と。ええ、ええ、仰る通りですがな! 松前漬けの時も同様で、姉と二人でひたすらスルメと昆布をチョキチョキしています。
ハサミの使いすぎでマメになったり、庭でらっきょと格闘している間に蚊に刺されたり、色々大変ですが、それでも子どもの時はまだよかったです。
社会人になってお給料を貰うようになると、もう「お手伝い」では許してもらえなくなり、「金出さざる者食うべからず」という風に毎回ぐいぐい迫られます…orz  年末はスルメも昆布も高いんだYO!!
Posted by ないんちぇ at 2012年02月07日 14:06
こんにちわ!!
私の家には、祖父、祖母、父、母、私、犬が住んでいます。(一人っ子です;)
祖父母が家にいるので、小さい頃から季節をいち早く察することが出来る環境にいました。
山菜採り、しいたけ・なめこ採り、梅の収穫、柿の収穫、栗拾いなどなど・・・
とても幸せな所で育ったんだなとふと思いました。

おーなり由子さんの366日の本とは全く違うのですが、366日のお話みたいな本てありませんでしたか〜??
366日分のお話がのっていて、毎日寝る前に一話読む、みたいな。
それをふと思い出しました〜
Posted by メアリー at 2012年02月07日 14:34
季節を大切にするっていいですよね〜。
今は野菜や果物もハウス等があって一年中出回っているから
イツが旬なのかもわかりにくくなっていますよね。。

おいらも梅の時期はせっせと働きます♪
梅大好きなので、梅酒に梅シロップに梅干し!

・・・ただ、いつも梅干しは失敗します。。。
3日3晩干せって言われたんですが、
毎回雨に振られるという悲しい出来事が・・・
でも毎年諦めません!!少量でチャレンジしてます。
いつか成功するはず・・・
ぜひ成功するレシピを伝授してもらいたいです!

おーなり 由子さん好きです。
ほのぼのしますよね。イラストも素敵で。
昔、落ち込んでいたときに友だちに
「天使のみつけかた」という本をもらいました。
ほんわか幸せな気持ちになって頑張ろうって気になれました♪
本っていいですよね〜
Posted by 雪んコ at 2012年02月07日 22:53
この2冊の本、素敵です。
きっちりレビューまで読んでしまいました。
近いうち、お買い上げの予感がします(笑)
いや、もう買いそう。

最近、「日本語」や「日本の伝統行事」というものを考える事がありまして。
つい先日の節分の日も、当日朝は恵方巻きを作る気満々だったんですが、
思いのほか忙しく、夕方にギブアップ宣言。
鬼のお面だけ飾って終わってしまったんです。
翌日、お雛様(お内裏様とお雛様だけなんですけど)を飾りながら、
「この雛祭りこそは・・・」と地味に決心していたところだったんです。

半年ほど前から、3歳の娘がプリスクール(幼稚園)に週2で通いだし
その度に英語が強くなり、日本語と日本文化を更に知ってもらう為にも
土曜日の日本語学校を考えてた矢先のこの記事。
そんな訳で、とてもとてもこの2冊を読みたくなりました。

梅干をつけていらっしゃるんですか。すごい。
私も最近、妙に梅干が欲しくなる時があり、
一応この国にも日本の梅干が売ってるので、買ってはみるんですが、
「やっぱり手作りのものが食べたいないなぁ」というのが正直な感想。
いつか私も作ってみたい。
というか、梅の実売ってるのかしら・・・(苦笑)

どうしてか最近忙しかったので、この記事を見れて、
そしてこの2冊の本を知ることができて嬉しかったです。
ありがとうございます。

>れいこさん
、『皆さんもいずれお母さんになるでしょう。仕事で忙しい毎日を過ごしているかもしれません。でも子供と手をつないで立ち止り、きれいな夕陽に感動できる人でいてください。』
我が身を振り返ってみれば、子供と一緒に感動できる時間は、とても短いものです。

この言葉がとても胸にささりました。
最近なぜか慌しく、また3歳半の娘の「なんで?なんで?」に振り回され、
娘とキッチリ向かいあえてなかったかもなぁ、と思ってたんです。
ほんと、そうですよね。
「まみぃ、まみぃ!」とまとわりつかれる期間なんて今だけ。
ハッとしました。ありがとうございます。




Posted by mariko at 2012年02月08日 00:02
あぁ・・・。
某通販のプレゼント手帳でまさに日本の文化に触れるバージョンを貰ったのに開いていませんでした。
なつめさんの紹介本も気になりますが、ただのゴミにしてしまう前にその手帳を開いてみようと思います。

そして最近はKにつかりすぎて危うく韓国文化の方が詳しくなってしまうのでは・・・な検索状況。
まずは自国を知らないとですね。
日本の方が宗教観も愛国心も薄いので、呑み込まれてっちゃうのかなぁ〜と感じる時があります。
Posted by 柳椰 at 2012年02月09日 14:34
若いころは、あまり季節の移り変わりを感じずに日々を過ごしていましたが・・・

子供が生まれてからは、イベントみたいな感じで楽しみながら季節の移り変わりを感じています。
お恥ずかしい話ですが・・・
先日の節分も鬼役の主人に豆をまいてたはずが、
いつの間にか家族5人で豆まき合戦になっていたというおバカ家族です(笑)

料理はからっきしダメなので。
ヘタレ料理が、ささやかながら食卓を賑わせてるって感じです(^_^)


日本には四季という素晴らしい自然の贈り物があります。
私も季節をゆっくり楽しめるように心にゆとりを持って日々を過ごしていけたらなぁと思います。
Posted by のの at 2012年02月10日 12:25
◇れいこさま:
そうそう、子どもがちっちゃいときは、道端の石ころも空の雲も、一緒にすごくいっぱい見てたんです。最近そういう視線を忘れてるなーって思って。たまに思い出してみたいですね。

◇MS TOWNさま:
カビ防止に、ジップロックに入れて空気抜いて漬ける、という技を教えてもらってから、すっごく手軽にできることがわかりたまに漬けているのですー。ジップロックらくです。お試しあれ!

◇tiaraさま:
梅干は減塩で作ろうとするとカビとの闘いで大変なんですが、思いっきりしょっぱい田舎の梅干だったら意外と簡単にできますよー。紫蘇入れるときは化学実験みたいで面白いです。是非チャレンジしてみてください。

◇ないんちぇさま:
らっきょ漬けいいな!母の知人がよくたまり漬けのを送ってくれてすごく美味しいのです。もう少しつけたほうが美味しいのよ、といわれながら我慢できなくてバリバリ食べつくしてしまいます…

◇メアリーさま:
いいな、山菜取りなんて私やったことないんです。チョビは子どもキャンプに小さい頃よく行かせていたので、あけびとかクワの実とかとって食べるやり方も知ってるけど、私のほうは都会っ子でさっぱりなのです^^;

◇雪んコさま:
梅干は上にも書いたんですけど、カビ防止に空気に触れないよう、ジップロックに入れて空気抜いて漬ける、っていう方法を教えてもらってからすごく気軽にできるようになりました。よろしかったらお試しを!

◇marikoさま:
お子さんと一緒だったら、こどものともの絵本に「行事の由来えほん」というシリーズがあって、七夕とか節分とか年中行事の由来がわかる絵本がたくさんあるのでおすすめですよー。

◇柳椰さま:
我が家はけっこう実家がバタ臭いほうだったので、和の年中行事ってあまり知らなくて、大人になってから自分でみようみまねでやってみてるとこがあります。子どもが小さいときには紙粘土で季節飾りのモビール作ったりしてたな。結構お手軽で楽しいですよ。

◇ののさま:
そうそう、小さい子どもと一緒にいるとすごく季節をきちんと感じることができるんですよね。次はひなまつり、楽しみですね。
Posted by なつめ at 2012年02月11日 12:01
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