2006年11月29日

【教育基本法改悪】…子供は「飼い馴らす」もんじゃない

すごい文章を知ってしまったので、貼り付けておきます。

一人一人が取り組む人間性教育の具体策(委員発言の概要)】教育基本法「改正」審議会資料より

1.子どもへの方策
◆家庭が行うこと[教育の原点で何をなすべきか]…
他人に迷惑をかけるな 生かされて生きることを自覚せよ


これはまあよしとしよう。しかし、

団地、マンション等に「床の間」を作る


…って一体なんなんだ。床の間と教育に何か関係あるのか。仏壇でも置けってか?

教育の責任は当人50%、親25%、教師12.5%、一般社会12.5%であることを自覚させる


この微妙なパーセンテージはなんの根拠があって規定されているのか?

まあとにかく笑えるというかこんなことを大真面目に言ってる人たちがいるという時点で劇的に萎えてしまうのですが、せっかくなので最後まで突っ込み。



◆学校が行うこと …IT時代の学校と教員の在り方 −たかがIT、されどIT−

教壇を復活させることなどにより、教師の人格的権威の確立させること


馬鹿だな上げ底してもシークレットブーツ履いても権威なんか確立しませんよ。私が大学時代の一般教養で一番尊敬してた先生は、生徒と芝生で輪になって授業をなさることが多かったな。その先生は、「私は、日本という国が戦争をはじめることになり自分の息子が戦争に行くのだと言ったら、このまるまっちい身体を投げ出してでも(ちょっと小太りな先生だった)息子を止めることが私の使命だと思っています。」とおっしゃっていた。親となった私は、徴兵制度復活みたいな気配を感じるたびに、先生のこの言葉を思いだす。すべての親が、こうやってすべての子供を止めることが出来れば、戦争に行く人間はいなくなるのだ、と。

遠足でバスを使わせない、お寺で3〜5時間座らせる等の「我慢の教育」をする


問題は「なんのために」歩き「なんのために」座るのかだと思うのだが、なんのためだか全然意味のわからない施策。お寺でわけもわからぬまま3〜5時間子供を正座させるのはただの体罰ではないのか。

学校に畳の部屋を作る


床の間問題といい、委員に建築業界の人間が混じっていることは間違いないと思われる。

学校に教育機関としてのシンボルを設ける


二宮金次郎の銅像とか?

簡素な宿舎で約2週間共同生活を行い肉体労働をする


委員の中にはヤマギシ会メンバーが混じっているかも知れない。

満18歳で全ての国民に1年ないし2年間の奉仕活動を義務づける


徴兵制度復活か?

2.大人や行政が主体となって家庭、学校、地域で取り組むべきこと

企業は1年間に5日程度父親が教育に関われるよう休暇を作る


たった五日で何ができるちうねん。

子どもを厳しく「飼い馴らす」必要があることを国民にアピールして覚悟してもらう
「ここで時代が変わった」「変わらないと日本が滅びる」というようなことをアナウンスし、ショック療法を行う


飼い馴らす?ペットですか?子供は人間ですよ。子供が正しいことは難なのかを自分で見分ける力を身につけさせることこそが大人のやること。その結果、大人が間違っていることを子供が指摘するかも知れない。それは「飼い馴らされた」子供には出来ない。ショック療法ってなんですか、未履修問題とか自殺問題をリークして、教育に関する社会的不安感をあおるってこと?

バーチャル・リアリティは悪であるということをハッキリと言う


は?

警察OBを学校に常駐させる
文部省、マスコミが1、2週間程度学校で過ごす


国家権力によって本来自由な教育現場を監視・通報・「指導」するってわけですね。戦時中並みの統制ですね。

教育基本法を改正を提起し、従来の惰性的気風を打ち破るための社会的ショック療法とする


ほらきた本音が出たぞ。基本法については以前コメントしたとおり現行のものにはなんら問題がありません。改悪以外の何ものでもないと思いますが、こちらに現行法と改悪版の比較があるので、是非読み比べていただきたいと思います(成城トランスカレッジさまサイト)。

マスコミと協力したキャンペーンを行う
改革を受け入れる基本的土壌をつくる


マスコミを上手く利用して国民に対してショック療法を行い、政府の言うとおりにしなくちゃ日本は終わりだと思わせて基本法を改悪⇒次は改憲に繋げるって戦法ですね。

ますますもって、負けてなるものかという気がしてきた。子供不在のネオコン連中が作る教育の指針。国の将来を担う子供たちを洗脳するところからはじめようとする、戦時教育の時代への逆戻り。断固反対。なつめママは、チョビを兵隊になんか出しませんし、床の間も収納スペースの少ない我が家には不要です。畳のお部屋のある学校は、それはそれで楽しいと思いますけどね。みんなで輪になって輪読したりというのはいいと思います。しかし無意味な義務化には一切反対。というか、なんか意図のある義務化にはますます反対。

知らないところでこんなキモチワルイ話がされているのです。絶対に騙されるな。マスコミも信じるな。ということを強く思いました。しっかり晋ちゃんの公家顔には騙されませんのよワタクシ。

【参考URL】
教育の国家統制をめざす 教育基本法「改正」法案の国会提出に反対する
文化人一二九人の声明
(2005年1月20日)

教育基本法の改悪を止めよう!全国連絡会「あんころ」

教育基本法について(文部科学省HP)

踏みにじられた教育基本法審議 安倍アナクロ強権政治の誕生…立花隆(nikkeiBP)


































posted by なつめ at 00:48| Comment(7) | 世の中のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
なつめさん、こんにちは。

普通さぁ、ネコやインコにだって「飼い馴らす」なんて言葉使わないですよね。

私ね、最初これ、誰かその会議に悪意の反対意見を持っている人がわざわざカギカッコを付けたのだとばっかり思ってた。
でも、普通に首相官邸のHPから枝葉として別れている資料なんですね。こんなことあっていいの?って感じです。

“国民にアピールして覚悟してもらう”って、おまえらナニサマ? 私には“テメーラの言いなりにはならねー”という覚悟しか出来ないですよ。ホント。とほほですね…。
Posted by miyaco at 2006年11月29日 15:03
なつめさん、こんにちわ。
刺激的な読み物のご紹介ありがとうございました。
眺めるだにすごい文章というかアイデアというか…これってマジメな議会の資料なんですよね?議会後に居酒屋なんかで飛ばしたネタのメモなんかとは違うんですよね?怖いですねえ。マジで。
学校が軍国主義の道場に見えてきちゃうじゃないですか。本当にそうならないように私達大人一人ひとりがしっかりしないといけませんね。
Posted by つ at 2006年11月29日 15:30
 いや、おもしろいもの見せていただきました。これ、本当に何かのギャグとかネタじゃないんですよね? どこから突っ込んでいいのか、悩みます。世の中、どうなっていくのやら。いや、ひとごとみたいに言ってはいられませんが。
Posted by tomoko at 2006年11月29日 22:02
こんばんは。
安倍首相って、ぼくの一つ年下なんですよ。
ぼくが全共闘世代の末端だとすれば、彼の世代はその揺り戻しが始まった世代で保守的な考え方をする人がとても多いんです。
先日、朝日新聞に著名人が集まる「昭和29年会」で安倍氏と時折言葉を交わすという俳優の石田純一さんが、同時代を歩んできたが「政治理念は全く相いれない」と話されているのが載っていました。
あれれと思って調べてみたら、石田さんは29年でも早生まれなんです。
どうもこの間の政治の動きを見ていると、自民党の実力者が若くて経歴もない安倍さんの党首就任を容認したのは、単純な彼を利用して憲法改正までこぎ着けようって魂胆じゃないかって思えてきます。
そう、そんなものにだまされてはなりません。今こそ国民みんながしっかりしないと。

しかし、文科省界隈って時代錯誤のような怪文書や怪発言がはびこっていて、まるで笑えない笑い話ですね。
ぼくが退職する前ですからもう7年ぐらい前のことですが、学校を通して家庭に配るよう送られてきたパンフレットにもこんな笑い話がありました。
家庭の団欒を大切にしてくださいという内容なのですが、家族がそろって夕食を取ることをすすめ、そこに母親は「こざっぱりとした服装に薄化粧」なんて指示が書いてあるんです。薄化粧ぐらいしろってことなのか、厚化粧はするなってことなのか、どちらなんでしょうね。いまだに謎です。
子どものことを文科省なんかに任せてはおけないって、まじめに思います。
Posted by 海五郎 at 2006年11月30日 02:06
多くのみなさまコメントありがとうございました。本当に、これネタじゃないところがコワイんです。「あんころ」サイトから「改悪に反対!」コメントが書き込めます。
http://www.kyokiren.net/_voice/vote/vote

賛同いただける方、是非一票入れてください。なつめも当然入れてます。

◇miyakoさま:
これも本物なら、教育再生委員会のいじめに対する緊急アピールも真面目にやってる話なのです。なんだか信じられませんが。

◇つ さま:
お互いまだ自分では何かを選ぶことすらままならない小さな子供を持つ身です。この子たちが18歳で戦争に行かされるようなことがないよう、未来を守っていかなくっちゃね。

◇tomokoさま:
成城トラカレさまサイトでは、教育基本法で遊ぶ企画をやってらっしゃいます。http://d.hatena.ne.jp/seijotcp/20061119/p2
これもまた読み応えのある突っ込み満載なので是非ご覧くださいませ。そして是非tomokoさまからも突っ込みを!

◇海五郎さま:
しっかり晋ちゃんは芯がないの晋ちゃんではないかと思っています。芯がないからすぐ流される。どう流れていくかわかったものじゃないからとてもコワイです。ある意味コイズミよりも、びっくり箱な気がします。北朝鮮問題もこれを利用して軍事国家に日本を変えていこうとしているようにしか見えません。いいように安倍の広告塔にされている被害者の家族がお気の毒です。いじめ自殺の死者の家族もこんな風に政治に利用されていくのでしょう。ひどい話だと思います。

「こざっぱりとした服装に薄化粧」…委員に服飾業界のヒトと化粧品業界のヒトがいたに違いありません。とにかく、こんな人たちを「有識者」だなんて私は認めたくありませんね。子供不在で教育改悪、国民不在で憲法改悪狙う政府なんか絶対に信用できません。マスコミまで利用して、ヒトが考える力をなくさせようなくさせようとする流れ、戦時中と変わらないと思います。騙されないぞ!
Posted by なつめ at 2006年11月30日 10:08
こんにちわ。tomokoさんのブログから飛んできました、
いやあ〜〜〜びっくりです!こんな話しが省庁のサイトにまじに載っていようとは!
実はうちの旦那は教員なのですが、
これを見せたらぶっ飛んでおりました。
これは是非に改悪に反対しなくちゃです!私も1票いれます!
Posted by ちえのすけ at 2006年12月09日 08:54
◇ちえのすけさま:
こんにちは、いらっしゃいませ。これやっぱり何がびっくりって、別に隠すでもなく首相官邸ページからたどれるところにこういう文章が置かれているということですよ。何もヘンだと思ってないってことですよね。この感覚に驚愕。

なつめの母親が教師だったこともあり、比較的リベラル教育を受けて育ったなつめママは、どうしても安倍内閣の新保守主義的な匂いに激しい抵抗感を感じてしまいます。当事者不在のままお上がなんでも決めていく世の中ってコワイですよね。教育にせよ、福祉にせよ、主役が国民であることを、忘れてもらっては困る!と思うのです。それは国民のほうも自覚しないといけないんですけどね。
Posted by なつめ at 2006年12月09日 22:57
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