2012年11月19日

パレスチナでは

日本のテレビのニュースでは、国内政治の茶番劇のことばかりに時間を割いてますが、中東ではイスラエルがパレスチナのガザ地区への空爆を強めており、子供やお年寄りなどの非戦闘員が続々と犠牲になっています。ノーベル平和賞のオバマ大統領は、ガザ地区へのイスラエルの攻撃を支持、だそうです。まあそうだよね、アメリカではユダヤ人のロビイストが政治を支配していることぐらいみんなわかってるし、選挙でもいっぱいお金出してもらっただろうしね。「ミサイルの雨を降らされて黙っている国は地球上にない」というその言葉はいったいどっちの国の話と理解したらいいのでしょうか。皮肉なものです。


イスラエルからの攻撃により破壊されるガザの町。

今回の水曜日からの攻撃で亡くなった市民の数はすでに40人を超え、幼児、妊婦も含まれます。ちなみにオバマ大統領がいうガザからの「ミサイルの雨」により亡くなったイスラエル市民の数は、2004年からの累計で、こちらのリストに掲げられた26人のみだそうです。

もちろん数の多い少ないで人の命の重さが変わるわけではありませんが、「ガザからのロケットミサイル攻撃によりイスラエル人は恐ろしい生命の危険にさらされ続けており報復するのは当然である」というイスラエルおよび世界の警察アメリカの言い分が、いかに現実を捻じ曲げたプロパガンダであるか、ということは明白です。
※追記:エントリを書いたあと、イスラエルの攻撃に対するパレスチナの反撃で亡くなった3名の方の名前が追加されました。安定を望まない政府の愚行によって殺されたようなもの。この数字はどちらもまた膨らんでいくでしょう。パレスチナ側の死者数はすでに70名超とのこと。


これは14日に後悔された映像ですが、見ればわかるでしょう?一般市民ばっかりですよ。非戦闘員まして子供に攻撃を加えることは、戦時国際法上も不当な戦争犯罪です。今回の攻撃で子供の死者が多いのは、イスラエルが子供たちが遊んでいたサッカー場を砲撃したからだという話も聞く。

アルジャズィーラのニュースサイトです(英語)。生後たった11ヶ月の赤ちゃんを空爆でなくした若いお父さんの表情。5人の幼い子供を一度に失った家族もあるとのこと。

今回の攻撃はそもそもイスラエルがハマス幹部を暗殺⇒ハマスが報復としてロケット砲発射⇒100倍返しの空爆、という流れです。地上戦になるという話も出ています。なんでこういう強硬姿勢をとってるか?っていうと、イスラエルは来年一月に選挙やるからです。要するに国内の中道左派をぶっ潰して右翼政権を続けるための、典型的なマッチポンプです。こんな下らない政治家の思惑のために、罪もない子供たちが殺されるのが戦争ってことです。もちろんイスラエルにも兵役を拒否して、パレスチナとの戦いを拒んでいる人たちだって僅かながらいるのです。でも政治家がやることはこういうこと。そして、そのやり方に「よくやった!」と叫ぶ人たちがいる。

やたらと威勢のいい維新のナントカのワカゾーやら元作家の耄碌爺やらに投票しようと思ってる人は、こういう世界の中で生きていきたいんでしょうかね?

遠く離れた国の私たちに出来ることは僅かですが、それでもこうした窓口を通じて抗議の意志を示すことはできます。私はとりあえず「日本政府だってガザ地区に医療センターとか援助して作ってるのに抗議しないのヘンじゃないですか」って外務省のご意見フォームからメールはしてみた。ガザ地区の被害の最新情報はテレビのニュースとかでは出てきません。日本のマスコミも基本的にアメリカ追随なので。独立系のアルジャズィーラとか、日本語だとこちらのサイトみたいなところで情報が得られます。

P-navi info :「パレスチナ・ナビ」 の編集員の方による個人ブログです。最新の記事の中にあった動画を私も見て、泣けてきました。


楽しそうにポンポンとバック転の練習をしているパレスチナの若者の後ろで、爆撃の炎があがります。逃げだしてくる裸足の子供たち。「アラーは偉大なり」と叫びながら、でもどこか無邪気な表情を浮かべている若者たちは、きっと生まれたときからこんな風に日常的に爆弾が炸裂する町にいて、要するに日本に暮らしていて震度2や3ぐらいの揺れだったら「あ、地震きたね」と言い合いながら仕事の手をとめない我々の感覚と同じように、その光景を自然に受け入れているんだろうなと思い、そんなことがまかり通っていちゃいけない、と思う。彼らがもっと広い空の下で、爆撃の危険にさらされることなく、楽しく笑ったり踊ったりバック転したりする日が一日も早く来ることを祈りつつ。

ミューバンのチリの映像とかみて、なんか楽しいエントリを書くつもりだったんですが、ニュースを追ってるうちにちょっとそんな気分じゃなくなってしまったので、今日はこれだけ。
ラベル:ニュース
posted by なつめ at 01:06| Comment(5) | TrackBack(0) | 世の中のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
すごく心が痛いです。

最近日本もキナ臭くなってきましたね・・。
やたらに国威を高揚する人もいますし・・・。

こんなとき私は星新一さんのショートショート「底なしの沼」を思い出します。
ほんとむなしいですよね・・。

世界中の人が想像力をもってこのお話を読んでほしいです。でもパワーゲームをしたがる偉い人はわかっていても自分たちは無事だから関係ないのでしょうね・・。

私は力ない市民の一人ですが選挙にはちゃんと行きたいと思います。

SJの幸せな歌声がずっと聴けますように・・・!!
Posted by mukko at 2012年11月20日 00:31
この時期になると、ジョンのあの歌が聞こえてきますが、本当にあの歌詞の通りだな、って思います。

「War is over, if you want it」

「あなたが望めば、戦争は終わる」ってことですが、逆に言ってしまえば、「望む人がいる限り、戦争はなくならない」ってことなんですよね。

ジョンの望んだ世界が、本当に1日でも早く実現することを、祈っています。

選挙に行く、ということは私たちが意思表示できるチャンスですから、必ず行きます。
Posted by ミカコ at 2012年11月20日 20:06
なつめ様、こんばんは。
KRYが日本語の新曲?!「ハナミズキ」をカバー?!
…と私を悶えさせるニュースが多々ありますが。。。

イスラエルがやっている事は、国外に「仮想敵」を作って、
国内の不満をガス抜きするという事と考えれば正解ですか?
地球上のどこの人間も結局考える事やる事は一緒なんですね
(当たり前ですが感心してるわけではなく呆れています)。
そんなの誰が喜ぶんだって思いますけど、権力者たちは喜ぶんでしょうね。

世界中で起きている戦争を「いっせーのーせっ」でやめられたらいいのに。
そんな魔法が使えたらいいのにな。

日本国内において、第3極に人が群がる、刺客を送り込む/送り込まれた、
選挙区を鞍替えするetc…だってそうですよね。
そんなの喜ぶかって話です。
ただの自己満足でしょって私は思います。
せっかく選挙権を得ることができたのに暗い気持ちです。
Posted by づう at 2012年11月21日 00:19
なつめさん
いつも、いろいろなニュース取り上げて下さって、ありがとうございます。

KRY横浜は今日で終わりですね。
行ける方は、1月まで楽しみがあって、うらやましい…

と、相変わらず、TVのニュースでは紛争のニュースが上位に来ています。

あのあたりの紛争はイスラエルがある限り、なくならないんでしょうかね〜
まあ、パレスチナ(アラブの人)にしてみたら、千年以上も前にいなくなった人が「ここはうちの家だった」と急に来た人(ユダヤの人、イスラエル)のせいで、家を追われたのだから、恨み以前に生活に困っているのだということだと思います。
イギリスも罪作りなことをしたものです…
Posted by shino at 2012年11月21日 07:23
みなさまコメントありがとうございます。「選挙にいきます」という声を聞かせていただけると、とても安心します。特に身の回りでも、せっかく得た選挙権を放棄したり、いい加減な人に冗談で入れてしまったりする人が多いので、「持ってる人はまじめに使おうよ!」というのはリアルでもちゃんと声を出していかなきゃなーと思ってます。

づうさん、得たばかりの選挙権、大切に使ってください。資金目当てみたいにして新党が乱立してるけど、難しいことを全部理解しようとしなくてもいいのです。自分が興味を持っている政策ひとつだけでもいい、それを「どうする」と言っているかで各党を比較してみて、それで選んだっていいんですよ。

私はチョビがまだ小さかった頃の区議会選挙の時期、演説している候補者に、いちいち「保育園の民営化についてどういう考えを持っているか」というのを聞いてまわったことがあります。候補者は選挙民と話したいので結構熱心に答えてくれます。

自分の言葉で意見を言える人、とおりいっぺんのことしか言えない人、そもそもこいつ保育問題なんてまったく興味ないな、って感じのオジサン、色んな人がいました。その一点の話を聞くだけでも、広報紙を読むよりずっとよく候補者がどんな人かわかったような気がするし、この人なら少なくともこのポイントについてはちゃんとやってくれそう、と思える人が誰かわかりました。

国政選挙は規模が大きいのでなかなかこういうことはできないと思いますが、それでも機会があれば、候補者の生の声を聞いてみるといいと思います。大切な一票、しっかり投じてきてくださいね。
Posted by なつめ at 2012年11月27日 01:37
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