2014年10月20日

悪童日記みてきた。

今日は、午前中に美容院いって、昼から映画ーと思って駅までいったところで定期券を忘れたことに気づき、orzってなりながら一度家に戻り、一瞬そこで諦めてしまいそうになったんですけどそこで気力を振り絞って、新宿までこの映画みにいってきました。

悪童日記


原作:アゴタ・クリストフ
悪童日記 (ハヤカワepi文庫)
アゴタ クリストフ
早川書房
売り上げランキング: 1,649


これ、私がたしか大学生の頃に翻訳が出まして、フランス文学としては当時異例っていうぐらい売れたベストセラー小説でした。そもそもフランス文学が日本でベストセラーとかほっとんどないので。アゴタ・クリストフはハンガリーからの難民作家で、フランス人じゃないのですが、フランス語で書いた作品です。フランス語が母国語でない作家、かつ子どもが描いた日記という体裁の作品なので、文章は短くて完結で、大学で1〜2年習った程度のフランス語レベルでも、原語原作もわりとサクサク読めました。

その淡々とした簡潔な文体で、ざくざくと皮膚を抉るような物語がすごくスピーディーに展開する。面白くて一晩で読んでしまう感じ。続編もあって、全部で三部作ですが、トータルでも一週間で読みきれちゃうと思います。というか、続きが読みたくて我慢できなくて三日で読んじゃうと思います。私はそのクチでした。二作目、三作目もそんな感じで面白いは面白いのですが、やっぱり終わってぼーっとするぐらい面白かったのは第一作のこの作品。処女作にはその作家のすべてのいいところが詰まっている、というけれど、まさにそういう感じの作品。

でも、あんだけ夢中になって読んだわりに(原語の本まで買って辞書ひきながら読んだのに)、実は細かいストーリーは忘れてしまっていて、なので比較的まっさらな気分で映画を観ることができました。加齢による健忘すばらしい。知ってることでも忘れることによりフレッシュな気分で再び楽しめる←前向き

原作では、あえて具体的な国名とか出さず、どことでもとれるような書き方にしてあったそうですが、今回映画化の権利を射止めた監督はハンガリー人で、そこははっきりとハンガリーを舞台にしてます。第二次世界大戦末期のハンガリー含む東欧諸国がどのような状態であったか、っていう基礎的な世界史の知識が一応頭に入ってることが見る前提になるかと思います。わからなくてもまあストーリーが追えないわけではないのですが、なぜドイツ軍将校がおばあちゃんの家にいるのかとか、ユダヤ人の靴屋の運命が何故ああなるのかとかは、世界史のその部分の知識があったほうがすんなり理解できるはず。

主人公の双子を演じた二人(実際に双子)の少年は、素人さんなんだそうですが、でも基本的にこの子たちの目ヂカラの魅力が半分みたいな映画です。あのカルト映画「ブリキの太鼓」に比べると全然軽いですが、でもスリリングな展開に引き込まれる感じと全体を覆う少年の残酷さみたいなものは似てるかも知れません。


つかディレクターズ・カット版なんてあるのか!欲しい!うちブルーレイないけど!

つかこれ検索してて見つけたんですが、シュレンドルフの新作が今月日本公開

死ぬほど重たそうな話ですが、呼ばれた気もする…行けたら見に行こう。

すみません話がズレました。で、悪童日記。

これ、全然知らない役者ばっかりっていうのがよかったなぁ。下手に知ってる俳優が演じていたら気が散ってしまったと思うんですが、ハンガリーとかデンマークとかの知らない役者さんばっかりだったというのが逆にストーリーに集中できてよかった気がします。唯一、お父さん役の人が「ヒトラー最後の12日間」(あの皇帝陛下がお怒りの動画の元ネタね)のゲッペルス役だそう。でもあの映画ちゃんと観てないので私的には知らない役者さんの一人で、これ下手にハリウッドで映画化とかじゃなくてよかった。

原作からの設定やストーリー改変も少なく、「芸術的にしてやろう」というような下心も感じられない、骨太の作品です。最初のシーンで見たとき、双子がちょっと作品読んでイメージしてたのより大きいなぁ、って思ったんですが、少し物語が進むと気にならなくなりました。おそらく撮影中に成長もしちゃってるんですよね。若干シーンによって顔が違ってたりする。でも、物語の中でも時間が進んでるので、それはそれでいいかなと。

映画紹介の煽りでは「魂をゆさぶる感動の物語」とか書いてありますが、あれはもう書くことがなくなった映画のコピーライターの決まり文句(全米が泣いた的な)なんで気にしないほうがいいです。泣ける映画ではありません。ただ、ぐいぐいと持っていかれると思います。戦争の悲惨さ、というのも押し付けがましく強調してこないし、むしろ淡々としすぎなぐらいサラっと描いている。その日常的でサラっとした狂気みたいなものが、戦争というものが人に与える影響の本質なんだろうなぁ、と思ったり。

文芸映画ですが、原作がそうであったように、こういう単館ロードショーものを見慣れていない人にもとっつきやすい作品だと思います。まだ比較的いろんな映画館でやってるので、お時間ある方は是非。そして、お時間ないかたも原作を是非。私も本棚探して、発掘できなかったらKindle版読もう…古本買うより安いし。

全然関係ないんですけど、実は私、生まれてはじめていった外国がハンガリーでした。小学生の確か3年生とかそれぐらいの頃なので30年以上前ね。英語もハンガリー語もできないのに、当時習っていたバイオリン教室の子ども達で現代音楽の新作を演奏するってことで招かれての演奏旅行で、正直自分はあんまり意味わかんないまま連れていかれて、しかも宿泊先はホテルじゃなくて、演奏会のお世話をしてくれる合唱団の団員の家にみんなバラバラ分かれてのホームステイだったという。今にして思うとなんて無謀な企画なんだ、と思うんですが、子どもだったので怖いとか言葉がわからないから困るとかも全然思ってなくて、普通に民間のおうちに泊まって、普通に演奏会出てたなぁ。今同じことやれと言われたら、もんのすごく構えてしまいそうですが、当時は何も感じてませんでした。子どもの適応力ってすごい。

あまりよく覚えていませんが、泊まった家はわりと若い姉妹の家で、何も言葉が通じないんだけど晩ご飯を一緒に食べて(それこそ映画にも出てくるなんとなくオレンジ色っぽいスープも出たような気がする)、お洋服の洗濯とかもしてくれて、そしたらちょっとスカートが縮んでしまって、お姉さんが「どうしましょう、縮んじゃったわ!」みたいなことでパニクってて、でも着られるから大丈夫、というようなことをお互いボディランゲージだけで通じさせて安堵した、みたいなエピソードを覚えています。あと道歩いてると杏の木がたくさん生えてて、美味しかったとか。ちょっとそんな懐かしいことも思い出しました。

映画のチケット買ってから、劇場入るまでに時間があったので、久しぶりに本屋さんぶらついてたら、ペコロスさんの新作が出てた!

ペコロスの母の玉手箱
岡野雄一
朝日新聞出版 (2014-10-21)
売り上げランキング: 1,617


これ前作を去年買って、すごくよかったので、早速購入。でもたぶん読むと鼻がつんつんするやつなので、電車で読むのはやめようと思います…

さて、自重しないちぇんちぇん推しですが、今日は切実。公開中の90:2014の、ジョンデ主演MVの再生数が超のびなやんでおります…3日で30万回再生されるとメイキング映像が公開されるんですが、残り時間が僅かなのにまだ20万いってないよう(T T)。今ブログ書きながらも別ウインドウで再生しまくってるんですが、はっきりいってつまらん!MVがつまらん!この監督がSHIT!意味不明!盲目ちぇんペンの私がこうなんだから、知らない人が再生してくれるわけないじゃん!むきいっ!



とか言いながら再生してる私を不憫に思った方は是非一度でいいので再生してあげてください…つまらないと思います…でもきっとメイキングは可愛いと思うんだよ…たぶん…(T T)

ていうかまた前髪!!!中国SMTいって帰ってきたら短くなってた…orz

行き。
いき.jpg

帰り。
かえり.jpg

…………………ちくしょー、なんでなんだよう!!!大陸はなんでそう前髪あげることに固執するんだよう!!!日本のろすぷらの半月前ぐらいから、中国営業を自粛してほしい…ジョンデの前髪を守るために…orz

もうふわふわパーマはやらないのかなぁ…可愛いのになぁ…ぱっつんでもこれぐらい長さあれば可愛いのに。
130606.jpg

あと、どんちゃんがスパショで東京ドーム行くからと張り切って板前にしませんように。なむなむ(-人-)。

るいレラ.jpg
でもレラはその栗原類みたいな髪型やめてね。ね。


posted by なつめ at 02:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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