2015年05月15日

恋せよ乙女。

あんなにグループ大好き、メンバー大好きで泣き虫甘えんぼだったタオちゃんのSNSからEXOの文字が消え、ガリガリガリガリ痩せていきながらブルドーザーのように働き中韓往復し続けるレイさんと、韓国人メンバーたちがお人形みたいな笑顔で淡々と活動している様子を見ていると鬱になるので、EXOに関してはもっぱら懐古厨生活に浸り、ヒニムが幸せそうに活動してるのを見るのが心の支え、みたいな日々を過ごしていましたが、こんな愉快な動画を見つけて、久しぶりにEXO絡みで心から笑いました。



いいなぁ、なんか、本当に楽しそう。すんばらしい出オチと、ダンスのゆるさをどうにかしてしまう意外と高い編集力。ものすごく上手な子は一人もいないんだけど、でもところどころ妙に本家に忠実で、わぁ、本当に好きなんだなぁ、すごく何度もMV見ながらみんなで研究したんだろうなぁ、っていうのが伝わってきて微笑ましくて、観ててほっこりしてニコニコしてしまった。

去年からの一年間、えっせむは本当にいろいろありすぎて、えっとドルヲタの目的ってなんだっけ、修行…?みたいな感じになってまして。スキャンダルの連発への会社の意味不明対応、SNSではファン同士のいがみ合いやら学級委員の説教乱発にげんなりし、イベントではオーラス詐欺や素人ダフ屋の横行、客のマナー低下に行く気をなくし、…って感じで、なんか違う、ドルヲタの目的コレジャナイ感が凄かったんですが、この動画みて、忘れてたものを思い出したような気持ちになりました。

好きなものを見て、同じものが好きな友達といっぱいお喋りしていっぱい笑うこと。それがドルヲタの楽しみなんだよなぁって。アイドルに限らずライブ系のアートってすべて一期一会でそれ一回しか見られないもので、アーチストが歳とって体力的に衰えれば若い頃みたいなパフォーマンスは出来なくなるし、メンバーが引退したり演出や雰囲気変わったりと色々な変化はつきもので、それでも、あるステージの奇跡的な一瞬を共有した人となら、何度でもその奇跡のことを語り合って、楽しかったね、素晴らしかったね、って言い合えるじゃないですか。二度と帰ってこないそのキラキラした時間を、赤の他人に与えられるお仕事ってのはやっぱ尊いよなぁと。そんなことを思いました。

逆に言えば、何かしらの譲歩なしにその対象を見ること、楽しむことが出来なくなったら、それは自分にとっての何かが終わったということなのだ、とも思いました。昔ウラジーミル・ホロビッツっていうすごいピアニストがいたんだけど、ものすごくお爺さんになってから来日したときの演奏会のテレビ中継で「ホロビッツさんはご高齢のためちょっと間違えるかも知れませんが、あまり気にしないでください」的なキャプションが流れて、えええ?ってなった記憶があります。それはもう、音楽を楽しむっていうことから逸脱しちゃってないか…?と。

今回、CDにもKとMの区別がない「完全体」推しが明確になり、活動としても、実質ライブ以外は大陸でろくな仕事がとれてない状況をみて、実は一回ちゃぶ台ひっくり返してたんだけど、それでもMV見て、我らがカリスマレイさんを信じてMの復活を待とう、と思い直し、すごく頑張って気を取り直して活動を見てたんですよね。

でもM復活の希望がなくなった今、これまでみたいなスタンスで「ただ未来に期待して応援し続ける」っていうのは、私にとってはもうないんだなーって思いました。別にグループそのものは今後も売れるだろうし、これから新しくファンになる人もたくさんいると思うので、EXOじたいが終わった、という意味ではないけれど、私の中では自分がEXO見ながら期待感に心を躍らせることができる季節が、少なくとも一度、確実に終わったんだな、ということがすごく腑に落ちちゃった。

冷たいようだけど、それでもやっぱり見なきゃダメな気がする、と思わせるだけの圧倒的な期待感を示せないことも含めて、今の彼らそのものなんだと思う。これから新しくファンになる人はともかく、過去一年のゴタゴタを耐えてきた人たちの多くは、ただ楽しい、ワクワクするという気持ちより、ここまで見てきたんだから見なきゃ、みたいな気持ちの比率が高くなっちゃってんじゃないかなぁ、と思うんですよ。

でも、そういう「情」みたいな部分を抜いてしまうと、よくできたお人形という枠から逸脱できそうな個性のある子がグループを離れ、あくまで修羅の道を行くことを選んだレイさんと「良い子」の韓国人メンバーだけが残ったグループに対して、「これから何かが始まる」とかという純粋な期待感を、正直抱くのが難しい。それでも見続けようとすれば、それは常に生き急ぎ散り急ぐ花の刹那的な一瞬の光線を愛でるのみって感じで、もうバロック精神で行くしかないよねーみたいな気がしちゃうんですよね。ヴァニタスメメントモリカルペディエム…「空しい、全ては虚しい」「死を忘るべからず」「その日を摘め(今を生きよ、何故なら明日には死ぬのだから)」。そういや、EXOちゃんたちデビュー当時よくスカルマークの衣装着させられてたよな…

デビュー時から見てきたけど、もともとEXOは「永遠」だとか「永続」的なものを目指して構築されたグループには見えませんでした。パフォーマンスがかなりキツイので年取ったらできなさそうだし、先輩グループに比べて個人活動を入れはじめるのもやたら早かったし。公式のファンクラブ作るのが遅かったのも、非公式の個人ファンクラブを乱立させておいて、そのサポート合戦を売り上げ増につなげようという事務所の魂胆が見え隠れしてる感じだった。今回の中国語韓国語とも全員分のバージョン全20枚の仕様とか、もうほとんどAKBシステムだし、なんとしても枚数記録を作りたい、というのがかなり露骨で。

とにかく、最初から極めて短期間で過去のグループが作った記録を塗り替え、アイドル史に名を遺すこと、それだけを使命として与えられたグループのように見えてました。ぶっちゃけ大所帯でのグループ活動は活動費もかかるし、事務所負担も大きい。なるべく早く個人の知名度あげてバラで営業できたほうが、事務所の実入りもいいと思う。

だから彼らに、従来のアイドルに当然のように期待されていた「僕らとファンはいつまでも一緒です」という幻想をテンプレ通りに演じさせる、というやり方が、そもそも間違ってたのかも知れません。事務所的にも早めのばら売りシフトを考えて、あまり長いスパンでは活動考えてなかった上に、最初のうちは一部の熱狂的ファン以外には知名度もあがらず鳴かず飛ばずだったのが、うるろんで爆発的に売れて、あ、もっと稼げるかも、と急に考え方を変えて、泥縄的に「いつまでも一緒」アピールとファンの囲い込みを始めたような感じもあったし。

でもその目論見は外れて、美しく均整のとれたシンメトリーも二度と見られないことになった。こうなったらもう、このライブ感というか、一期一会感を大々的にフィーチャーするほうが、客に対してむしろ誠実かも知れんよな、とかも思うのです。いいか、一回しかやらねーぞ、目ぇあけて耳かっぽじってしっかり見とけ、聞いとけ!みたいな。実際、ふざける訳じゃなくて、リパケで9人→東京ドーム8人→京セラ7人とかになってももはや驚かんよワシ、って気分にはなってるわけで…。

最初からそういう「期間限定」をもっとはっきりビジョンとして打ち出していれば、残留したメンバーもいたかも知れないのにね、と思ったりもします。青春の全てを捧げたあと自分に何が残るのか、という不安と戦いながらステージに立つのは、アイドルもスポーツ選手と同じ。帰化するわけでもない国で、身体だけボロボロにされて放り出される不安というものは、海外から来ているメンバーなら余計強いわけで。だからこそ示されるべき明確な将来のビジョンを会社側が示せなかった、ということが、脱退者続出を防げなかった根本原因であって、単なるハードワークの問題ではない、と思ってる。

そのへん、やたら勢いはあるけど計画性ないのがお国柄、みたいなとこはあるので「とにかくこの事務所が異常で悪い!」とか一概に責められないような気もするんですよねぇ。たとえば、SJなんかもともと期間限定アイドルとして売り出したものを、この「走りながら考える」行き当たりばったりの体質のおかげで「ファンがずっとやらせろって言ってるからやらせてみる?」みたいな方針転換が可能になったわけですから。この種の無計画性は柔軟性にも繋がるので、「計画性なくて行き当たりばったり=悪!」とも言い切れないじゃないですか。

もちろんアーチストが怪我ばかりするような仕事のさせ方とか、色々改善すべき問題があることはある。でも、ハンさま時代に比べたら、Mっ子たちはずいぶんとよい扱いを受けてました。定期的に里帰り休暇ももらってたし、あんなのSJの売り出し中の頃にはなかったと思う。もっといえば、どの子たちもカンタ理事の現役時代に比べたら、はるかに人間的な生活をしてる。奴隷契約と言われた長期契約も改善されてるし。だから、ものすごーくスピードは遅いけど、事務所じたいも成長はしてると思うんですよ。ただ、見てる側も安心できるような、労働者の人権が守られた職場環境になるまでには、まだあといくつかのグループが、事務所のマネジメントの不手際で壊れていくのを見なきゃならんのだろうな、とも思いますけども…(ゆーたくん…頑張りなよ…!)

話がだいぶズレてきましたが、そこまではっきり「期間限定」とうたわなくても、アイドルという存在そのものが儚い存在であることを、あらためて思う一年でした。でも、だからこそ、この動画の女の子たちみたいに、同じ時代に青春を過ごしながらアイドルに夢中になれることって、本当に楽しそうだしいいな、って思うんです。自分が彼女たちの年齢のときには、薄暗い小劇場ばっか通ってて、あんな風に女の子同士できゃっきゃしながら何かを一緒に作るなんていう体験をしてこなかったので、余計キラキラして見えて、なんだか羨ましいです。

彼女たちが私ぐらいの年齢になったときにも、「あの頃私たちはあの場所にいて、あんなことに笑ったり泣いたりして、そのときEXOが流行ってて、私たちは彼らに夢中だった」って懐かしく思い出す、その思い出だけは本当に永遠なんですよね。さっきアイドルは儚いと書いたけど、これも「永遠」のひとつの形であるといえるのかな、などと思ったり。

というわけで、どのアイドルのどんな時期であれ、同じ季節を一緒に駆け抜けることができる幸運を、たくさんの人が彼女たちみたいに思い切り楽しめますように、と願っております。私は、デビューから二年半のMっ子たちをリアルタイムで追いかけられて、すごく楽しかったです。

SJにはまったのはSORRY, SORRYブレイク後の4集の時期だったので、新人時代の彼らのエピソードはすべて後追いで知りました。もちろんそういうものを追っかけて調べるのもすごく楽しくて、そこからメンバー紹介記事を書いたり、SJ関連用語のじてんのサイトを作ったりしたわけだけど、いつデビューするかもはっきりわからない新人時代から成長を見守るという初めての経験をしたEXOも、やっぱり特別な存在ではあります。このグループがくれる期待感やワクワクは、私にとっては一度幕を下ろしたけど、離れてもいつかまた道が交錯することもあるのかなーなんてことも思います。

ちなみにSHINeeとかちょっとそうなんですよねぇ。私はSJにはまる前はSHINeeにはまってまして(こんな動画貼り付けブログもやりかけてた)、でも彼らが日本デビューしたタイミングで活動を追っかけることをぱたっとやめてしまったんだけど、最近の彼らからはまたちょっと目が離せないような気がしてきてる。カムバックも近いですね。楽しみです。このティーザーいいわぁ…。



何より我らがカリスマCEOチャン・イーシンが、いつか中国全人代に若き文化局長として出席する日までその行く末を見ていきたいし(私かなり本気で彼はそこまで行く人じゃないかと思っている…)、レイさんプロデュースでジョンデが大陸ソロデビューするという夢もまだギリギリ諦めてないので、そこは個人的にひそかに楽しみにしつつ、これから2〜3年続くSJの兵役ラッシュという荒波に揉まれてようかと思います。どんちゃんの義務警察の話、どうなるんだか気になりますねぇ…。こう宙ぶらりんが長く続くと、「もういいから早く入って早く帰ってきて…!」って感じになっちゃうんですが。

そしてそれでも地味に続けるジョンデ推し

このバージョンの音楽番組映像はとても貴重。という中国語全員バージョンMAMA。初々しいのう。

120715chen.jpg
ほんっと、この頃はちっとも垢抜けてなくて、やたら度胸はいいけど普通の男の子、って感じで可愛かったなぁ。今も可愛いけど。


posted by なつめ at 00:26| Comment(1) | TrackBack(0) | マイブーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
去年SM界隈で事件がありすぎて、KPOPペンお休みしてました。
お久しぶりにコメントさせていただきます、プリマネペンのマリカルです。

タオちゃんそんなことになってるんですね…。
クリルゥが抜けて、後付けで10人が完全体ってコンセプトをゴリ推ししてたのは知ってますが、
タオちゃんが脱退してしまったらもう崩壊の一途をたどるんだろうなぁ…。
というかSM側がEXO本体のプロデュースを諦めてバラ売りでやれるとこまでって方向にいきそう。

私詳しいことは全然知らないし、やみくもに会社を非難するつもりもないんですけど、
実力もビジュアルも個性もオールスター級の子たちを集めて人気を得たのに、
メンバー個人個人は厳しい芸能界を泳ぎ切る力は未熟なまま、ポンと無防備な状態で放り出されたような印象を受けます。

私前も言った通り韓国の芸能界で成功するかってバラエティーにかかってると思ってるんですけど、
EXOはネチズンとかサセンとかを気にしてメンバー本人も共演者も自由に発言出来ないんですよね。
不自然に編集されてたりもするし。だからメンバーがどんなに努力してても、バラエティー的に面白味が半減してしまう。
これって日本の大物芸人の、明○家さ○まさんに起こった現象と似てると思うんです。
さ○まさんのトークスキルは落ちてなくても、さん○さんがあまりにも大御所になりすぎて
ゲストや共演者が気を遣うあまりのびのび発言できなくなったり、おべっか使うようになったり。
周囲との笑いの化学反応が上手くいかなくなったせいで、結果的に笑いが損なわれていった。
比較対象としては適当じゃないかもしれないですけど、そんなことを思い出しました。

ニコ動に「チャニョル脱出作戦」ってタイトルで、ルームメイトの共演者たちが
コンサート期間中のチャニョルをホテルから連れだそうとする動画があるんです。
007ばりの脱出しても行けるのは深夜のコンビニが限度、ってとこも、
宿泊してるホテルには数え切れないほどのボディーガードがいて厳重警備なとこも、
タクシーにいきなり乗り込んできた通訳さんをファンの人かと思ってニョルが一瞬本気でおびえるとこも、
見ていて胸が痛かったです。つーか泣きました。
そこまでEXOの周辺は状況が悪化しているんですね…。

私としてはEXO本体の活動は一区切りというか諦めがついたので、
(見ることは見るでしょうが、やっぱり12人が好きでしたし)
才能も未来も詰まってるはずのあのキラキラした男の子たちを、
どうかこれ以上すり減らすことなく、幸せに活動させてあげたい…とただただ願ってます。

支離滅裂な長文失礼しました。
本当、あれ今修行中だったっけか…?と思う気持ちわかります。
そんな時はただ頭からっぽにしてケラケラ笑えるような、SJのおばか動画を見て癒されましょうね♪
Posted by マリカル at 2015年05月22日 23:06
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