2015年06月16日

憲法学者に聞く安保法制 by 報道ステーション

これ、報道ステーションのHPなんですけど、とても充実した読み物なのでシェアしたいなと思って紹介します。

憲法学者に聞いた〜安保法制に関するアンケート調査の最終結果

私が「教育基本法改悪について」のエントリを書いて、安倍晋三氏の進めるユーゲント育成から始めるニッポン全体主義化構想の危険性とおぞましさに全力でツッコミ入れてたのが2006年なんですが、あのとき自分が感じた「こいつやべぇ」という印象があまりにも見事に現実になってしまって、わりと気絶しそうな毎日です。

なんせ9年前に「マスコミを上手く利用して国民に対してショック療法を行い、政府の言うとおりにしなくちゃ日本は終わりだと思わせて基本法を改悪⇒次は改憲に繋げるって戦法ですね。」と書いたことが、今まさに現実になってるわけなので。

水面下でどれほど保守勢力がこのことに向けて着々と準備してきたか、ということ、それに対して左派がいかに無策であったか、ということをしみじみと感じていますが、ただ愚痴ってもしょうがないわけで、おそらくアメリカ議会でしんちゃんが「夏までにキメてくっから!」と大見得きったがために、集団的自衛権(実際のところアメリカはさして期待もしていない戦力だというのに)行使容認に向けた安倍自民と政府の動きが非常に強引になって、色々と論理破綻をきたしていることは、この政権の政治の進め方の全体的な異常さを際立たせてくれるので、多くの人が「やばくね?」と感じるいい機会ではあると思うんですよね。ただ、のんびりしていたら一気にやられる。今年ってたぶん日本がこの先個人個人が尊重される民主国家でいられるか、そうじゃなくなって一気に全体主義、ファシズムへの道を突っ走るのか、という分かれ道なんだと思います。


これの1時間5分あたり〜にも決定的な憲法学者の見解が観られますが、これを見ても「たまたま呼ばれた3人が憲法違反と言っただけ」と言う人たちが、特にこの報道ステーションのHP見たらいいと思います。

菅官房長官が記者団に向かっていった「憲法違反じゃないという憲法学者はいっぱいいる」は「いち、にい、さん、たくさん」みたいな未開の地カウントであって、実際にはこれだけの人数の憲法学者が「違憲」と判断しているということ。そしてリンク先には名前出していいよ、と言った先生方の「何故そのような判断をしたか」という根拠もちゃんと紹介されている。

私もまだ全部読みきれてないんですが、難しい言葉で書く先生もいるけど、ちゃんと中高生でもわかるような言葉で書いてくれている先生もいるので、是非皆さんお時間あるとき読んでみてください。私は文学部の卒業で、法学なんてちゃんと学んだことはなかったけど、どの先生の文もすごく面白いです。世界の憲法のお勉強とかしたくなりますよ。

早稲田大学社会科総合学術院教授・西原博史氏
関西学院大学法学部教授・長岡徹氏

あたりは、とてもわかりやすくこの法案の問題点を噛み砕いて指摘して下さってます。

成城大学教授・西土彰一郎氏

この先生の一行コメント、とても控えめで穏やかだけど、痛烈な皮肉。すごいやこれ言われた相手が自分が斬られたとか気がつく前に心臓ひと突きにしてるな、という感じで私は大好きです。こういうことポロリといえる人になりたい…まるで必殺仕置き人みたい…

法政大学法学部教授・建石真公子氏

やばい専門的すぎてさっぱりわからない…!でもなんか勉強したら面白いんじゃないかと思う…。おまけの部分の、与党が盛んに使いたがる「武力行使もいとわない正義」の意味の「積極的平和主義」という言葉は、ヨハン・ガルトゥングというノルウェーの政治学者さんの用語として有名で、「「積極的平和」とは、構造的暴力をなくすための「構造的な」活動−貧困や差別の廃止、人間の生存や生命を保護し、環境や文化の保護、民主主義の確立等−」である、というガルトゥングの定義と「武力行使もいとわない」という定義はすっかり正反対になっている、という話はとても興味深いウンチクでした。

他の先生のコメントもちょっとずつ読んでみようと思います。仕事仕事で、大学でもう一度お勉強するチャンスなんかない社会人にとっては、こういうのすごく貴重ですよー。タダでこれだけ沢山の大学の先生のお話を聞けるようなものだもの。別に全部理解できなくても問題ないと思うので、いくつかでも「なるほど」と思うものがあったら、頭の引き出しに入れておくといいんじゃないかなと思います。

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これもう一度みたいな…映画館でみたときのレビューはこちら

思考停止しないために、少しずつでも学びつづけていきたいと思います。権力者は、国民が思考停止して自分たちの言うことに何でも賛成するようになることを望んでいるから。国が大学改革とかいって、哲学とか文学とかの思想系の学問の学科つぶしをしようとしてるのなんて、まさにその表れですからね。
ラベル:政治
posted by なつめ at 00:59| Comment(3) | TrackBack(0) | 世の中のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おひさしぶりです
今回の記事、いつも以上にコーフンして読みました
特に「今年ってたぶん日本がこの先個人個人が尊重される民主国家でいられるか、そうじゃなくなって一気に全体主義、ファシズムへの道を突っ走るのか、という分かれ道なんだと思います。」というところ、
本当に私も危機感持っているんです

でも、私の周りにいる近しい、いい年の大人(特に男性)は意外にも「安部くん、がんばりたまえ、日本を変えよう」的な発言をしたりして、心底げんなりしています。
まあ、私が人的環境に不満を感じるのは、自分の不徳の致すところかもしれませんが、
それにしてもこの状況下で、なつめさんのいうところの「やばくね?」という感覚にならないのは、正直、本当に???なのです
最近のキナ臭さをほとんど問題視していない人が周りに多すぎて凹みます
だから、今回の記事にはすごく共感しました
挙げていただいた資料、少しづつでも丁寧に読んでみますね
教えてくださってありがとうございます
私も「思考停止」しないように学んでいくことで精一杯、この状況に抵抗したいです
ほんと、微力ですが、頑張ります

ps…7月1日、初遠征で名古屋のKRYに行ってきまーす
楽しみです
機会があれば、名古屋で一番美味しいと思われたもの教えてくださいませ。
Posted by TOSH at 2015年06月16日 18:58
名古屋メシどれもホクホクしながら食べたのですが、東京戻ってからもたまに発作的に食べたくなるのは、味仙の台湾ラーメンでしょうか…

http://www.misen.ne.jp/

友だちいわく、支店いっぱいあるけど、今池本店のが一番美味しいと。私もそこで食べたんですが、夜遅く女性ひとりで行くにはちょっと治安的に…って感じの界隈なので、行くなら何人かで連れだっていくほうがいいと思います。そのほうがラーメン以外のものも食べられるし、オススメです。ただし、めちゃくちゃ辛いので、辛いのお好きな方と是非!

Posted by なつめ at 2015年06月17日 22:56
さっそく、ありがとうございます。
すごく美味しそうですね!!
私、辛いのはokです。
ただし、KRY見て一泊して、次の日、お昼には新幹線に乗る余裕のない旅なので、pm5:30開店は辛いですが、できれば挑戦してみますね。
まあ、今回はダメでも、こういう情報持っておくと、次、名古屋に行った時、楽しみができて嬉しいです。


Posted by TOSH at 2015年06月17日 23:45
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