2015年08月16日

終戦の日に「野火」を観た。

8月入ってから仕事が完全に修羅場ってて、ああ、SJのDEVIL活動、あれで終わりだと思ってたけどまだ活動続くんだ、とか、リパケあるんだ、とか色々思いつつ、残業三昧で一日10時間もPCの前に座ってるのに家に戻ってまでPC開く元気がなかったので、ブログの更新もすっかりサボってました。その間にも色んなことがありすぎて、どこから手をつけていいのやら。

と言う状態なので、大人しくいちばん手前から始めることにします。今日みてきた映画の話を。8月15日は言うまでもなく、太平洋戦争が終結した日、日本の敗戦記念日なわけですが、今年はその終戦から70周年ということで、いまや世界に好戦的政治家として名を知られてしまったシンゾーの談話がどうなるか、という話が何週間も前から世間をにぎわせてましたね。

まあ実際出た談話は、「相変わらずの『約束守る気一切しないのでなんでもぺらぺら饒舌に喋ります』感はぷんぷんするけれども予想していたほどのヤバさではなく、『直接手は汚さない上級ネトウヨ』が非常に慎重に批判がきても誤魔化せる程度のウヨっぽさを漂わせつつ、一般保守には『まあいいんじゃないの』と言わせる内容」だったので、ギリギリほっとしたといえばほっとしましたが、太平洋戦争終結の記念日を前にいきなり日露戦争の勝ち自慢から入り、悪いのは日本じゃなくてブロック経済なんだよ〜んとか、しかし私は謝らないキリッ(`・ω・´)!!とか、「21世紀こそ、女性の人権が傷つけられることのない世紀とするため、世界をリード」(今まで女性の人権問題とか性差別問題に関して、日本が世界をリードしてたことなんかあったか…???先進国中、男女の平等指数のビリッけつ案件は枚挙に暇がないので圧倒的ビリっていう意味ではリードしてますが)とか、ウヨ好きのしそうなタームをちりばめ、言ってることとやってることが全然違う系を恥ずかしげもなくぶっこんでくるあたりは流石だな、鉄面皮ってこういうこと言うんだな、って思いましたけど、そんな話をしてるとあっという間に夜が明けそうなのでそのへんはこの程度にしといて、今日みてきた映画は「野火」。



原作はこれ。読売文学賞を受賞した大岡昇平の小説(1951年発表)です。
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もともと行こうかな、いつ行こうかな、早くしないと東京終わっちゃうな、とか思いつつ、観たらしんどくなりそうな映画だし、タイミングつかめずにいたんですが、たとえ台風がきても絶対この週末観にいかねば、と思わせてくれたドキュメンタリー番組がありました。

NHKドキュメンタリー「女たちの太平洋戦争〜従軍看護婦 激戦地の記録〜
これ、8月21日(金)にも再放送(13時30分〜)があるので、みていない方には是非みていただきたいのですが、映画の舞台と同じ南方戦線に、従軍看護婦として赴いた女性たちのインタビューを中心とした番組だったんですね。これが、なんというかおそろしくガツンとくる内容だった。

赤十字から派遣された元看護婦たちは、80代90代の高齢女性ばかりですが、職業婦人だった人たちらしく、実に明晰な言葉で語る。当時赤十字の看護婦は、卒業後12年間召集があれば義務に応じる必要があった。生まれたばかりの乳飲み子を置いて、戦地に赴いた看護婦もいたそうです。

彼女たちを待っていたのは、医薬品どころか水も電気もろくに使えない病院と、大量の負傷者、マラリアなどの感染症患者、そして食糧難。補給はなく、後方だったはずの病院も戦況悪化につれいつの間にか前線となり、空爆で、ほんの一時前までは生きていた同僚が頭の半分が吹き飛んだ姿で見つかったときの様子(「あのとき何故無理にでも防空壕に連れていかなかったんだろうって」)、足手まといになる重症患者を殺せと指示され、静脈に空気を注射して殺したこと(「毒なんかなくても静脈に空気を入れたら人は死ぬんです。でもね、七転八倒してもがき苦しんで死ぬの。」)、死体を荼毘に付す余裕もなく、毎日死んでいく兵士の死体をトロッコで運んでは放り出し「ほれ、いっちょうあがり」と軽口を叩くほど感覚が麻痺していったこと、現地民から食料を強奪したこと(「私たち悪いことしたよ。土人が一所懸命に作った穀物を盗んで食べたんだもの。」など、自身の経験したおそらくは思い出したくもない地獄を、顔出しで、インタビュアーをまっすぐに見つめ、はっきりとした口調で語る姿をみていたら、これはもたもたしてないで観にいかなきゃ、とあらためて思ったの。生きながらえたこの人たちが、かくも赤裸々に戦場の現実を語り残そうとしている。この事実を真摯に受け止めれば、「なんか観ると気が重くなりそうだなぁ…」という理由でもたもたしていてはいけない、と思って。

渋谷に出るのが嫌だったので、立川の映画館にいったんですが、予約時にはけっこうガラガラかなーと思ってたんだけど、7割がたは席が埋まっていました。若い人もいましたが、かなり高齢の一人客も多かったです。ご遺族の方かな…とふと思ったりしました。塚本晋也監督って「鉄男」とかの監督でどっちかっていうとアングラなイメージなので、あれぐらい客層がばらけてるのはわりと以外でした。立川っていう場所柄もあるのかも。

私、思春期にちょうどベトナム戦争映画が非常に多く作られてた時期で、確か小学生で「地獄の黙示録」が公開、「キリング・フィールド」「ディア・ハンター」あたりはしばしばテレビでやってたし、「プラトーン」「カジュアリティーズ」「グッドモーニング・ベトナム」「フルメタル・ジャケット」「バーディ」どれも映画館でみました。「84★チャーリー・モピック ベトナムの照準」という非常にマイナーな映画もありますが、これはモキュメンタリー(ドキュメンタリー風フィクション)の傑作です。

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という具合で、かなり戦争もののバイオレンス表現には耐性のある私ですが、それでも野火はかなりしんどかった。この手の映像がダメな人は、たぶん15分と見てられないと思います。でも、ある程度耐性ある人は、観にいく価値がある映画だと思う。というか、是非多くの人に見てほしいと思います。この映画と、「女たちの太平洋戦争」での生存者たちの証言は、一致してるもの。人がモノ扱いされる戦場、そして戦死者の大半が餓死であった南方戦線の異常な空気が見事に映像化されています。

私、これを戦後生まれの監督が撮った、ということに深い意義があると思っていて、さっき挙げたドキュメンタリー観てても思いましたが、もう戦後70年にもなって、実際に戦争を経験して地獄をみた人たちもどんどん高齢化して、亡くなったり、呆けてしまったりして、証言を得ることが難しくなっている。映画監督だって、戦争経験のあるような監督はもう年取って現役引退したり亡くなったり、もはや日本では「経験者が語る」だけでは戦争の語り継ぎができなくなろうとしてるんですよね。

そんな中でふわっとした「一般市民は戦争の犠牲者」的なテンプレで、描く内容は特攻か広島長崎、せいぜいたまに戦艦もの、みたいな映画やドラマばかり製作されてたら、それは戦死者を「悼む」から、「美化する」に容易につながりかねないと思ってて、特攻映画を観て「この方たちの犠牲のお陰で尊い平和が…」とか言いながら同時に嫌韓・嫌中ツイート垂れ流している10代20代のTwitterアカウントなんかみてると、もう非常にヤバイ、と危機感をおぼえるわけです。

現に「女性たちの戦争」の放送のあと「従軍看護師さんを悪者として描き自虐史観をおしつけようとするサヨク番組だ」みたいなツイートみかけて、どういうオツムで見たらそういう理解になるんだよ…!って倒れ死にそうになりましたもん。あの証言者たちが何故あそこまで赤裸々に、味方である日本軍の加害性も含めて戦争を語ったのか。それは「戦争はそうやって人の人間性を奪ってしまう恐ろしいものであることを知って欲しい」「こんなことを二度と若い人たちに経験させたくない」という気持ちからでしょう。「悪意ある番組に悪者扱いされた」なんて彼女たちの誰が思うのか。第一そんな気持ちだったら、インタビューなんか応じないっての。

こういう憂慮すべき状態にあって、原作に対してもほぼ忠実な映画化を、戦後生まれの監督がやった、っていうことの意義をしみじみ感じたし、自分も戦後生まれだから知らないし伝えられない、じゃなくて、語り継ぐためにできることをしないといけないなぁ、と思いました。

NHK、近頃はすっかり政府広報化してジャーナリズム精神なんか見るも無残に崩壊しちゃってますが、こういういい仕事もしてまして、戦争証言アーカイブっていうところで、フィリピンにいた方の証言とか見られます。私この証言集、少しずつでも全部みようと思ってるんだけど、これとか、見て欲しいです。

永田勝美さん「見守るしかない餓死の兵士
最後のほうの「遺族の人は聞かされると、ほんとうのことを聞かされると嫌なんだろね。それは名誉の戦死であるとか、人を助けようと思って自分が犠牲になったんですよとか、そういう美談はあれば喜ぶよ。しかし、現地の戦地の実態というものは、そんな美談はないんですよ。そんな美しい戦争だなんてない。もうみんな目を背けるような話ばっかしでしょう。(中略)言ってそれが何かの形で受け継がれて、戦争というものは、やっぱりいかんものだなぁ、悪いんだなぁと、これを分かってもらうといいわけですよね。」という言葉を、しっかり受け止めないといけないと思う。

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posted by なつめ at 02:28| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月02日

6〜7月のおでかけメモ

大阪への文楽+SM TOWNライブ遠征が終わり、普段素通りしている京都もちょこっとだけ帰りにのぞいて東京に戻ってきましたが、そこからがかなりの怒涛の残業三昧の日々で、ブログなんか書く暇もなく、翌日の目覚ましをセットしようとして携帯持ったまま部屋のあかりは煌々とつけた状態で気絶するように寝てしまう、なんていう日々が続いていたので、すっかり間にあった出来事が抜けてしまいました。文楽→SMT→京都旅行についてはゆっくり書ければと思ってるんですが、とりあえず週末留守にしてたのでようやく手に入れたDEVILのCD、



トレカが金髪ヒニムでやったあ、となっていたところへリパケ情報が流れてきて、えっせむマジで財布休ませる気ないな、と戦慄しています。リパケは何曲追加になるのかなぁ。うう、どうせ曲のほうはiTunesで先行して買ってたので、リパケあるならまとめて買えばよかった…でもチャート大事だから…一位とれなかったけどでも大事だから…!!(←自分自身が納得するための言い訳)

で、6〜7月のお出かけメモ(主に展覧会)です。記録しとかないと忘れちゃうんで…。

とりあえず、6月に映画「海街ダイアリー」見てきたとこまでは記録してるんですよね。その翌日、6月28日ですが、東京で2つの展覧会をハシゴしてきました。

1つは、私の大好きな画家「鴨居玲」の没後30年記念展『踊り候え』@東京ステーションギャラリー。私、ステーションギャラリーって出来た頃結構好きでよく言ってて、高村光太郎とかバルテュスとか見た記憶があるんですが、駅を改装してから行くのは初めてで、なんかずいぶん広くなったような気がしました。気のせいかも知れませんが…

ちなみに、鴨居玲の個展は没後25周年のときに行って以来ですなわち5年ぶりだったんですが、自分的には2〜3年ぐらいしか経ってない気分だったので、時の流れの加速が恐ろしい今日この頃です。

RayCamoy2015.jpg

入り口のポスターの写真、ちょっと光ってしまった上に知らない人が映りこんでしまったので切らざるを得なかった…無念。

前回横浜でやったときは、ほぼ貸切みたいな状態で見たのですが、場所もあるのかずいぶんお客さんが多くて驚きました。明らかに鴨居没後生まれっぽい若いお客さんも多かったし、亡くなってからわりと定期的に回顧展をやっているせいか、現代画家なのに没後にファンが増えているというわりと珍しい例なんじゃないかという気がします。

私、一冊4万円もする画集を買ったのって鴨居玲が人生最初でたぶん最後だろうと思うんですが、それはもう好きだからっていうだけで、実は画集や図録で満足のいくものを手に入れたことがありません。鴨居玲の絵、特に油絵は、本当に本物を見てもらわないと、色が全然わからないと思います。黒を基調とするような絵はまあ図録や絵葉書になってもまだ見られるんですが、私が好きな教会シリーズの鮮やかなビリジアンぽい緑色とか青を、「これだ!」という感じで再現できてる印刷物には一度もお目にかかったことがないのです。画集で見ると、たぶんひたすら暗いイメージを持たれると思うんですが、オリジナルの色をとにかく見てほしい、という画家の一人です。

この展覧会はもう終わってしまったのですが、生地である石川の県立美術館が所蔵している作品が多いので、せっかく北陸新幹線も開通したことだし、是非一度いってみたいのです。こちらに県立美術館の所蔵作品のデータベースがあるんですが「かもいれい」で検索すると26件出てきます。今回はこれまであまり見たことのなかった晩年近くの裸婦像などが見られましたが、やっぱりこの「描けない」と本人が苦悩していた時期の作品は辛いんだよなぁ…。私みたいな絵のかけない一般人からしたら「上手いじゃん」「すごいじゃん」「描けてるじゃん」って話なんですが、本人の「描けない」という苦悩が滲み出ちゃっててつらい。疲れる。でも、好きなんですよねぇこの人の作品…一度でいいので、教会シリーズを集めた展覧会を企画して欲しいと願っています。ひろしま美術館も7点持ってるので、あちらに行く機会があれば観たい。

この日、ハシゴする順番として、鴨居怜→暁斎の順番にしたのは正解でした。逆だったらたぶんすごく鬱になって帰ってくることになったと思うので…本当に、同じ日に観たのに、ものすごく対照的な画家でした。暁斎っていうのは、私は戯画のイメージが強かったのですが、今回の展示「画鬼暁斎」(三菱一号館美術館)では、狩野派の正統な後継者としての作品も多く展示されていて、それがまたすごくクオリティの高いもので、印象が変わりました。たぶん、この人ピカソ系の人なんですよね。その気になればものすごいクラシックな手法でものすごくきちっとしたものが描ける。でも(時代の要請ももちろんあるんだけど)頼まれればどんなテイストの絵でも描けちゃうししかもものすごい分量の絵を描いてる。その多くが海外に流出したんだけど、それを遺族がものすごい執念でまた買い戻して、埼玉に3000点以上を収蔵する記念館があるんですよ。今回の展覧会が終わって作品が戻ったら、そっちの記念館にも行ってみようかなーと思ってます。

前期・後期に展示内容がわかれていて、前期の展示は今日でおしまいなんですが、後期も行こうかなぁーどうしようかなぁーと迷っております。暁斎が可愛がって弟子にもした、イギリス人建築家のジョサイア・コンドルとの師弟関係を軸にしたキュレーションで、そこもまた面白いんです。暁斎の研究が広まってる背景って、やはりこのコンドルが暁斎と行動をともにして、その絵画作成の現場の記録を逐一書き残しているっていうことが大きいと思うんですよね。こういうのって滅多にないですもん。

でまた、暁斎がコンテエルくん、コンテエルくん、と読んでコンドルを可愛がるわけです。毎日書いていた絵日記にもたびたび登場するんですが、その絵日記からとった絵のついてお猪口がグッズになってまして、これはカップ酒と一緒に思わず購入してしまいましたよ…可愛い!

kyosai.jpg
重ねたお猪口の下のあぐらかいてるのがコンテエルくん。上の布団かぶって狸ね入りしているのは、暁斎自身の「ナマケモノ」図だそうです。この調子で、とにかく陽気な天才って感じでした。妖怪絵とかもあるんだけど、なんというか、あまり湿り気がないんですよね。本当にピカソ系。作品多いし、結構歩き回って疲れるんですが、でも見た後妙に元気になる展覧会でした。

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posted by なつめ at 02:39| Comment(0) | TrackBack(0) | おでかけメモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月21日

DEVILカムバック週、そしてグッバイ週(だがめげない)。

アンコン@ソウルの熱気も醒めやらぬままに始まったDEVIL活動、最初から一週間だけとは聞いてましたが、本当にあっという間のカムバックそしてグッバイでしたね…T T でも、全部のステージでカップリング違う曲にしてくれて、パフォーマンスもものすごく気合い入ってて、グッバイのインガのELFの掛け声の揃い方にはなんかもうぐっときた。ホントに。

アルバム、CDのほうはまだ届かないんですけど、iTunesで落とせるようになってすぐさま落としました。


いわゆるフルアルバムとしての統一感とかストーリー性はないけど、10周年の記念に、そしてしばらくのさよならの前に、今のSJがELFのためにできることを全部やって詰め合わせにしてくれた、宝石箱みたいな、可愛いクッキーの詰め合わせみたいな、そんなアルバムです。ウネの日本での兵役前のラストアルバムのタイトルは「Present(プレゼント)」だったけど、それと同じように、ELFへの贈り物なんだな、っていう感じをすごく強く感じました。

近頃つべもブロックされるのすんごい早くて、ちょっと出遅れるとデイリーモーションとかじゃないと見られないですね。そんな中、Mnetの公式ファンカムがやはりいい仕事をしている…!



この公式ファンカムシリーズ大好きです。やっぱり、SJみたいな大人数のグループのパフォーマンスって、その人数活かした振り付けが多いので、アップにされちゃうと面白さが半減するじゃないですか。こういうほぼ固定で正面から撮ってくれるやつって、そこがたっぷり観られるのがいいですよね。

今回のMVはどうやら全員ちゃんと揃う日がうまくとれなかったみたいで、DANCE ONLY VERSIONがないんですよね…でも、せっかく今回はしをにーが映画で欠場とかいうこともなく全員でカムバからグッバイまでのステージ一緒にやれたので、ものはついで!ってことで、是非ダンスONLYバージョンも作って欲しい…ああ、こんなときシンドンがいればなぁT T。スタジオでも野外でもとにかく撮影して、作ってくれただろうに…

そんなことを考えるとついつい寂しくなっちゃうのですが、でも、このインガのグッバイみてたら、寂しがってばかりはいられないなと思いました。



本当は、寂しいのも、不安なのもメンバーのほうなんですよね。幼い頃からずっと一緒にいたメンバーたち、家族と離れてひとりで兵役に行くことも、いつまでも幼く思える弟たちを見送るのも、頼りにしてきた兄さんたちを見送るのも、そしてそのブランクのあと、自分たちにどんな未来が待っているのかわからないことも。全部飲み込んだ上でのこの笑顔なんだ、って思うと、彼らとELFが重ねてきた10年間という時間をあらためて感じます。

私は3集の熱狂が終わって、カンインの不祥事にハンさま離脱と、売れっ子になってから最初の大きな試練を迎えた後にSJを知ったので、本当になかなか売れなかった最初期から彼らを支えてきた本国のELFちゃんたちに比べたらお粗末な知識しかないけれど、それでもやっぱりSJとELFのこの独特な関係性は、韓国芸能界の中でもなんか特殊な気はするんですよね。

韓国のアイドルのファンって、基本的にすごくよくできた完璧なものを愛でるのが好き、っていう印象があるんですが、そういう意味ではSJってカッコイイけどなんだかおかしくて、色々と失敗もするし、年中メンバー足りてないし、色々と突っ込みどころだらけで、「完璧」じゃない。だけど、そのどこか未完成なゆらぎの中にある物語を、メンバーとELFが一緒に歩き、一緒に育ってきたみたいなとこがあって、この「みんな一緒の手づくり感」が、やめられない魅力になってる気がするんです。ライブに行くたびに思う。

スパショのない3年間を思うと本当に寂しいけど、でも「そのブランクをものともせず」カムバックするSJが見たいから、ぐるぐるMVをまわして、CDも買うよ!順位の問題じゃないってトゥギは言うけど、でもやっぱり3年半後の彼らがライブできるかどうかにこのアルバムの活動での成功は確実に関係してくると思うので。そして、3年間、大きな活動が出来なくても、忘れられたりしないようにちまちま布教を続けようと思います。考えてみたら、活動がのんびりになる時期って、忙しくてただかき集めるだけで整理できてなかった過去の動画や画像なんか整理するいいチャンスですからね。あくまで前向き!



いっぱいMVまわしたらカットされちゃったらしいヒニムの19禁バージョンとか、ダンスONLYバージョンとか出してくれないかなぁ。そこ是非!期待したいです。

ちなみにアルバムの最後のトラックって、メンバーたちのリレーメッセージ入ってるそうですね。2集のリレートーク思い出すなー。iTunesだと、iTunes購入者向けメッセージで中身が違うんです。各国ユーザー向けなので、シウォンが英語、ぎゅが中国語、ウネが日本語担当で、トゥギが韓国語で喋ってます。早くCD版のメッセージが聴きたいー。これも2集のときみたいにDVD作ってくれたらいいのに…

ちなみに2集のリレートークで特に好きなのはシウォン→ヒチョルのとこです。

仔馬かわいいよ仔馬…♪


posted by なつめ at 02:09| Comment(1) | TrackBack(0) | マイブーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月15日

SUPER SHOWで会いましょう。

土日2日間、SUPER SHOW 6のアンコールLIVEのライブビューイングにいってました。本当は土曜日は用事があっていけないと思ってたんですけど、チケットが手に入ったので、急遽参加で初日は一時間ほど遅れての入場だったのですが、それでもそこから3時間近くあるのがスパショなので(笑)、1日目も、もちろんオープニングから全部みられた2日目も、画面の前でライブを満喫してきました。

思えば、日本でのSS6、私は悪名高い巻き巻きの東京初日、そしてソンミン結婚問題で本国大荒れ直後の大阪2DAYSということで、トゥギは帰ってきたし、さあ盛り上がるぞ!っていうところで微妙に尻すぼみになっていた時期で、楽しいは楽しいんだけどどことなく微妙な空気も漂うライブだったので、その不完全燃焼感がどことなく喉に骨が刺さったみたいな感じで残っていて、その後発売されたDVDも、あんまり繰り返してみたりしてなかったんです。

だけど、今回は、正直できないんじゃないかと思ってたソウル凱旋、そして兄さん合流・ウンシヘ入隊前おそらく最後の単独コンサート、ということで、なんとしても見たい、と思ってました。一次予約でチケットとれなくて結構青くなってたんですけど、結果的には二日とも見られてよかった…

細かいレポは会場に行かれた方たちが沢山あげてくださっているので、いちいち書きませんが、とにかく日本のSS6よりずっとずっとよかったです。

オープニングのVCRにさり気なく兄さんが合成されてたり、いったいどのへんで登場するのかなーと思ってたら、もんのすごく美味しい感じで出てきましたよ兄さん。会場もものすごく沸いてました。横浜でみたKRYコンサートの時には、だいぶ緊張気味に見えましたが、日本でのツアーがいい具合にリハビリになったんではないでしょうか。めっちゃ調子よかったです。ぎゅにおちょくられてむっとしたりしてましたが、その都度カンインが「イェソニが喋ってるんだから邪魔するな!」っていちいち割って入ってて、トーク以外でもちょいちょいくっついてて、雲×2仲良し〜って微笑ましかったです。

当然、兄さん帰ってきたので構成変更もあって、KRYタイムがたっぷりと。なんといっても、兄さん兵役中のSS5でぎゅとリョウクが兄さんの映像と共演した「モクチ」を本家のソロでじっくり聞けたのは感慨深かったです。本当に、あれからまる2年ですもんね。兄さんも自分が出られなかったスパショのステージ、思い出してたんじゃないかなぁ。

カンイン、1日目の挨拶のとき、例の訓練の件、謝罪していました。私ハングルわからないけど「ちぇそんはみだ」を繰り返してたので例のアレだろうなと。あとから訳してくれた方のツイートを見ましたが、ヒョクにちゃんと言ったほうがいいよ、って言われたので、って言ってたらしいですね。6月に訓練も済ませたと。ELFの前で自分の言葉でちゃんと謝罪してくれてよかったです。こういうのってすごく大事だと思う。カンインはとにかく兄さんの世話がやきたくてしかたない様子で、同級生嬉しいんだなぁって微笑ましかった。ウンシヘ入隊の話題になっても、「兄さんたちもみんな帰ってきたんだから、大丈夫。みんな帰ってくるよ。知ってるでしょ?」って何度もELFに語りかけて、お父さんぶりを発揮してました。

正直、やらかしの前科あり、前例のない謹慎中の入隊、ということで、カンインほど兵役が「戻れる保障のない旅」だったメンバーは他にいない気がするし、その寄る辺なさと帰る場所のある有難さを知っているからこそ、兵役に赴くメンバーのことを誰より気にかけてるのがカンインなんだな、って感じがします。本人たちが言わないかわりに、カンインが「待っててくれるでしょ?」って何度も言ってた感じ。

リョウクは相変わらず喉の調子を気にしているのか、ずっとペットボトルを片手に持ってて、え、歌う間も持ってるの…?って感じでしたが、それでも歌い上げるところでは決して手を抜かないのがリョウクらしいなぁと思いました。特に二日目は、完全燃焼っていう感じだった気がする。相変わらずの小悪魔ぶりを発揮してましたが、トークの最中とか、ちょいちょい他のメンバーのところに近づいていっては前髪なおしたり汗を拭いたりしてて、女子マネみたいでした。ガチャピンの仮装、本人的にはカエルだったようで、二日目ちゃんとしゃがみこんでカエルの物まねしてたところに萌えました…うぎたん、それ恐竜の子どもなんだよ…(←ガチャピンのこと青虫だと思ってる人も結構いますが、間違いです!南国生まれの恐竜の子どもで年齢は永遠の5歳、こうして見ると、なんか永遠のマンネにぴったりのキャラですね…)

ぎゅは全体的にとってもマンネっぽかったです。ちょいちょい兄さんをからかってましたが、一緒にやれるのが嬉しくて仕方ない様子に見えました。「光化門で」では、歩いてファンの近くまでいくんですが、一番終わってから「そっちにも行くからねー」的なことを行って、反対サイドにもちゃんと歩いていって、皇族のような美しいお手振りでファンサしてました。ELFみんなで合唱して、やっぱいい曲だなーと思いました。二日目の「光化門で」、最後のほうの歌詞の「君」を「ELF」に変えてた。ぎゅの表情はいたずらっぽかったけど、でも、ELFのために歌ってくれてる、っていうことが伝わってきて、ぐっときました。仮装コーナーではフラダンス踊ってて可愛かった♪

日本でのSS6に比べて、バラードタイムがすごく長かったんですが、新しく偽音楽番組風のVCRを撮ってて、トゥギに司会をやらせてあげよう企画!的なとこもあった気がしますが、このぐだぐだ感がSJだなーって笑っちゃったし、それを挟むのでバラード多いな、っていうのもさほど気にはなりませんでした。

シウォンは日本でトゥギが歌った「ロスト・スター」…韓国の歌手みんなあれ好きだねぇ。私はジョンデが好きって言ってて買ったんですが、やたらいろんな歌手が披露してるような。会場外を白馬が走ってるレポを見てたのでちょっと期待した分若干残念感はありましたが、でも相変わらずかっこよく、いまどきひざまづいて歌うポーズかこんなに似合う歌手はシウォンぐらいしかいないんじゃないかと思う。上手でした。人魚の仮装はこれはもうやりたいんだなと(笑)。タイトスカート状態なんで、ぴょんこぴょんこはねて高速移動してる様子がおかしかったです。10周年のVCRで、子馬時代の映像が流れて、ああ、変わったようで変わってないなと。育ちがよくて、別に俳優業に専念したって構わないだろうに、メンバーと過ごす時間が大好きで、イケメンの無駄遣いをまったく厭わない素直なシウォンは、兄さん組から見ると、幾つになってもやっぱり可愛い「弟」なんだろうなーって感じがしました。

カンインの歌った曲は知らない曲だったんですが、トゥギの曲はなんか聞き覚えが。トゥギものすごく練習したんだろうなぁと思いました。すごく上手かったです。兵役前のスパショの弾き語りなんか全然足元にも及ばないぐらい。トゥギ本人はバラエティとか司会業とかをやりたがってるようだけど、私はもう一度ちゃんとミュージカルとか歌のお仕事やったらいいと思うんだよなぁ…トゥギ自身がボーカルラインにはなれないと決めてかかってるようなとこはあるけど、ヒニムだってコラボでCD出してるんだし、歌手のお仕事もあんまり堅苦しく考えずにやってみたらいいと思うんですよ。そこから広がってくるものがある気がするんだけどなぁ…

ヒニムは若干顎のたるみが心配になりましたが、本人も「痩せる」って宣言してたので、カムバまでにまたひと磨きしてかっこいい姿でテレビに出てくれると信じております。そうなのよ、三十路になると代謝が変わるのよ…がんばれレラ!

この写真みれば、今でも十分美しいとは思いますが…
HeeSorry.JPG

とにかく83が身体はってる姿が印象的でした。トゥギは足怪我してるのにダンス全部踊ってたし、レラが何故あの海女さんの仮装を選んだのか正直意味わかんないといえばわかんないんですが、あのカッコで足ひれつけてじたばたと走り回る様子や、ぶっ倒れるまでちょぎわってる姿、あんなに真面目にダンス踊ってる姿とか見てたら、ジーンとしちゃって。

全員が兵役を終えて戻ってくる頃には、83はもう四捨五入したら40歳という年齢になってます。もちろん、その年齢になったって、全力で女装して、舞台の端から端まで走ってみんなに会いにきてくれるだろうと思うけど、それでも今できることの最大限を出し切ろう、という様子が見て取れて、ぐっときました。あとレラがトゥギのこと好きすぎてさぁ…。盛んにトゥギの体調を気遣っている様子が微笑ましかったです。ちゃんと腐向けサービスの人工呼吸二日ともやってたしw 

弟組が兵役いっちゃったら寂しくて我慢できなくなっちゃうに決まってるんだから、もう83一緒に住んじゃいなよ!って思いました。レラトゥギってデビュー当時はさほど仲良くなかったと思うんですよね。でも、色々乗り越えるものがあって、表に立つリーダーのトゥギと、面倒見のよさと人脈で裏側から支えるレラみたいな役割分担が自然とできていって、いい関係になったなーって感じがします。ついでにカンインも同居して、トゥギと一緒にワークアウトしようぜ…!

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posted by なつめ at 01:16| Comment(3) | TrackBack(0) | マイブーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月08日

SM TOWN LIVE in TOKYO DOME 2015いってきた。

嵐のようにやってきて、嵐のように去っていった感じのSM TOWN LIVEでしたが、今年は屋根つき東京ドームでしたので、日曜日に参戦してきました♪

開催のニュースが出た頃には「7月なんて、もうヒョクチェいないかも知れないし、KRYはともかくSUPER JUNIORとしてのまともなステージは見られないのかも…」「でもどうせえっせむのことだからギリギリまで『来るかもよ、来るかもよ、だからチケット買ってよ、入金した?はい、欠席!』とかありだよなぁ…」と悲観的な気分になりながら、「でもまぁ、f(x)はSM TOWNじゃないと会えないし、あとはルーキーズの顔みせだろうから青田買いしにいくか…」ぐらいの気持ちでチケットをとってみたら、よくも悪くも裏切られた感じでした。

考えてみると結構すごいことなのかも知れないんですが、私東京ドームで生まれてはじめて天井席というものになり、ちょっと高くて席につくまで怖かったんですが、でも全景見られるし、ずっと立ちっぱなしでなくてもいいので、のんびり双眼鏡のぞいて体力温存しながら4時間半を無事に乗り切れたので悪くなかったです。8倍の望遠鏡だとちょっと小さかったけど、でも上手のほうのステージ脇とかよく見える席だったので、そこのぞいてるのも面白かったし。プリマネらしき人の姿もみえたので大満足♪

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posted by なつめ at 01:00| Comment(3) | TrackBack(0) | マイブーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月02日

トゥギトゥギのお誕生日

KRY名古屋の初日から新幹線で衝撃的な事件があって、無事に皆さん会場にたどり着けたのかなぁ…などと心配していましたが、7月1日はトゥギが除隊してから初めてのお誕生日でしたね。



@Star1のインタビューの翻訳が出てて、結構長いのを思わずじっくり読んでしまいました。

やっぱり、2年間の間に、すごく色んなこと考えてたんだなーって思う。私は30代前半なんて、まだまだ仕事を覚えていく最中みたいな感じだったけど、もう彼らは「どう生き残っていくか」を切実に考えてるんだなぁと。そして、やっぱりバラエティが好きなんですね。

ヒニムがバラエティや歌など、仕事を順調に増やしているのに対して、レギュラーの出演番組がなかなかとれてない様子を見ると、「トゥギにもっとお仕事を…!」ってお願いしたくなるし、もともとワーカホリックだから本人も気持ちは焦るだろうなぁ、と思う。でも、やっぱり入隊前に比べてぐっと大人になったんだなぁ、って感じさせるインタビューでした。

本人は「演技はちょっと…」って言ってるけど、私トゥギのお芝居も見てみたいなー。軍隊時代のミュージカル、あれ一度にしてしまうのは勿体ない気がするし、あとはやっぱりラジオもやって欲しいです。シュキラはもううぎたんのもの、ってトゥギも考えてるみたいだし、ピンチヒッターぐらいしかやる気ないのかも知れないけど、83でラジオやって欲しいなー。この2年間、兵役だけじゃなくて、家族のこととか、いっぱいいっぱい苦労したトゥギに、こんどはいい季節が巡ってきて欲しいなぁと心から思います。

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本物の家族みたいな弟たちと一緒のトゥギ、幸せそうでよかった。お誕生日おめでとう!カムバック楽しみです。
タグ:Super Junior
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2015年06月30日

シティボーイズ・ライブ ファイナルpart.1「燃えるゴミ」千秋楽みてきた。

突然ですが、シティボーイズ。私がシティボーイズに興味持ち始めたのは「ラジカルガジベリビンバシステム」やってた80年代後半からなので、渋谷のジァンジァンでやってた頃なんかは知らないけれど、でもなんだかんだで四半世紀ぐらい、シティボーイズは私のアイドルだったのでした。

その、毎年ゴールデンウィーク頃を楽しみにしていたライブ、ここしばらくは何年かおきになってましたが、あればはせ参じていたライブに、今年ついに「ファイナル」という銘がついて、月末だけど、平日だけど、これは何をおいても行かねば…!と思ってチケットとって、久しぶりの東京グローブ座にいってきました。千秋楽。

シティボーイズ・ライブ ファイナルpart.1「燃えるゴミ」

シティボーイズのライブは、前述のいとうせいこうとか、中村ゆうじとかがゲスト出演することが多くて、最近は若手の芸人さん入れたりもしてたけど、今回は原点回帰、というか、3人だけの舞台。2年ぶりに舞台で見た私の大好きなおじさんたちは、正直一見しただけで「ああ、おじいさんになった…」と感じるほど、やっぱりおじいさんになってた。だって66歳、66歳、65歳ですもん。当たり前といえば当たり前なんですが。

思えば9年前、当時の職場で過労死寸前で働いてて、子どももまだ小学生だったし自分の時間なんかほとんどとれなかった頃に、「マンドラゴラの降る沼」がまさかの銀粉蝶さんゲスト出演で、しかもせいこうちゃん、中村ゆうじ出て池上本門寺境内でやるっていうんで、発作的にチケットとって、子ども生まれてからたぶん初めて、ステージらしいステージを見たのがシティボーイズだったんです。

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当時は本当に仕事もハードで、パラハラっぽいのもあったし、休日は全部子どもの相手や部活で潰れるから人とも会えないし、今思い出してみてもあああ、辛いよねぇえ、というような日々を過ごしてたけど、この日は本当に久々にいっぱい笑いました。一人で観にいったんですけど、お寺の境内の特設テントっていうシチュエーションがまたアットホームな雰囲気でちっとも寂しくなかったし、懐かしい小劇場通い時代を思い出させて、当時はなかなか時間もお金もなかったけど、少しずつ、学生時代に好きだった観劇に気持ちが向くきっかけを作ってくれたのは、シティボーイズのライブだったんです。学生時代のアイドルだった、っていうだけじゃなくて、そういう意味でも私にとってはとっても大切な、大好きなカッコイイおじさまたち。

作・演出に気鋭の脚本家、前田司郎を迎えての3人コントは、それでもいい意味で相変わらずでした。ステージで2年ぶりの3人を見たとき、ああ、年取ったな、って正直思いました。きたろうさんがずいぶん痩せててちょっと心配になるぐらいだったし、まあいつものことではあるけれど斉木さん台詞忘れてるし、大竹さん息切れしてるぞ!とかちょっとドキドキしましたが、でも舞台が進むにつれ、そこは我らがおじさまたちのこと、だんだん調子出てきて、Ninagawa モナリザとか美輪さまの舞台ぐらい激しかったし、やっぱりいっぱいいっぱい笑わせてもらいました。
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posted by なつめ at 22:55| Comment(0) | TrackBack(0) | マイブーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月28日

海街ダイアリーみてきた。

是枝監督の映画「海街ダイアリー」、これは原作も大好きなので、楽しみ半分、不安半分だったのですが、観て来ましたー。



正直、報道で最初にキャスト見たときには、綾瀬はるかと長澤まさみはないなぁ…と思ってたんですが、見終わって、これMVPは長澤まさみかな、と思いました。彼女、こういう蓮っ葉な役ぴったりだなぁっていうか、ビノシュみたいな生々しい役をやったらすごくいいんじゃないかと思いました。そういう意味ではよしのちゃんのスピンアウトちゃんと原作どおりのストーリーで彼女主人公で撮ったらよさげだなぁと思った。

次点は夏帆ちゃんで、実際にはチカちゃんのシーンが全体通してみた中で一番ぐっときた。原作だと、わりとお笑い担当というか、陽気さ、明るさの部分を担当してるチカちゃんはあんまり深くキャラ掘り下げられてないところがあるんだけど、映画では「お父さんのこととかあんまよく覚えてないチカちゃん」という女の子のほんの僅かな心の揺らぎとかが(これは脚本がいいのか夏帆ちゃんの解釈がいいのかよくわからないけど、実に奇跡的なバランスで)表現されてて、そこがすごくよかった。

【以下ネタバレあるのでみたくない方注意】

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タグ:映画 漫画
posted by なつめ at 00:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月27日

5人えぷ。

不確定という話ながら、f(x)ソルリの脱退話がニュースとして流れ、私的に昨日はお葬式状態でした…えぷの中で特にソルリ推し、ってわけじゃなかったんですが、それでもあの子も含めた五人のバランスというものが私的には神だったので、「仕事なのでいません」じゃなくて「脱退」という形で「いないのがデフォルト」ということになるとすれば、それはまた「ああ、ひとつの季節が終わった…」的な話で。

ああいう、少女と大人の女性の間の微妙な往還みたいなものも含めた商品って、SJとかみたいに「オッサンになってもずっと続けられる」というたちのものじゃなくて、期間限定っていうことはある意味最初からわかっていて、兵役なんかないけどそういう意味では女の子の魔法の季節のほうがずっとずっと短くて儚くて、だからこそもう一つ一つのステージを食い入るようにみて愛でてきたわけだけど、せめて一度は単コンやらせて綺麗な映像で残して欲しかったよ…T T

EXOとのカップリングだったSM WEEKぐらいしか結局それらしいステージってなくて、あれもDVDとかになってないので、公式の綺麗な映像で残ってるのはSMTのDVDぐらい。あとはMV除けば音楽番組の違法アップロードできる限り高画質で集めるしかないわけですが、それなんかもうほんっと磨り減るぐらい見てるもんデジタルだけど…!

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朝ニュースを見たときからもう激欝で、夕べはひとり、お気に入りの動画を眺めながら御通夜やってました。その記録貼り付けておきます。自分の好きな動画のクリップ用含めて。歴史順じゃないです。


ピノキオはこれのときが一番好きだったかなぁ…水槽の前のやつも良かったけど。


ソルリの髪の毛のキノコみたいのが増えたり減ったりして可愛かった。太ましい足がまた可愛いね。

この曲は曲調から歌詞から本当に全部すんばらしかった。これで一位をとれて本当によかったと思う。さんざん難解な曲ばかりやらされてきたえぷが普通に一位とることなんてないと思ってたけど、これはキャッチーな表の顔を深読みの裏の顔を上手く使い分けた実に見事なバランスの名曲でした。歌詞は「恋する女の子の気持ち」みたいな建前だったけど、実際はチラチラと猟奇殺人を連想させるような歌詞でしてね。放送コードに引っかかるような言葉はないけど、明らかにそういう暗示をしてる、すごく上手い歌詞だった。それをこのお人形みたいに可愛い女の子たちが歌い踊る。なんというをたくホイホイ。



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タグ:f(x)
posted by なつめ at 01:26| Comment(1) | TrackBack(0) | マイブーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月16日

憲法学者に聞く安保法制 by 報道ステーション

これ、報道ステーションのHPなんですけど、とても充実した読み物なのでシェアしたいなと思って紹介します。

憲法学者に聞いた〜安保法制に関するアンケート調査の最終結果

私が「教育基本法改悪について」のエントリを書いて、安倍晋三氏の進めるユーゲント育成から始めるニッポン全体主義化構想の危険性とおぞましさに全力でツッコミ入れてたのが2006年なんですが、あのとき自分が感じた「こいつやべぇ」という印象があまりにも見事に現実になってしまって、わりと気絶しそうな毎日です。

なんせ9年前に「マスコミを上手く利用して国民に対してショック療法を行い、政府の言うとおりにしなくちゃ日本は終わりだと思わせて基本法を改悪⇒次は改憲に繋げるって戦法ですね。」と書いたことが、今まさに現実になってるわけなので。

水面下でどれほど保守勢力がこのことに向けて着々と準備してきたか、ということ、それに対して左派がいかに無策であったか、ということをしみじみと感じていますが、ただ愚痴ってもしょうがないわけで、おそらくアメリカ議会でしんちゃんが「夏までにキメてくっから!」と大見得きったがために、集団的自衛権(実際のところアメリカはさして期待もしていない戦力だというのに)行使容認に向けた安倍自民と政府の動きが非常に強引になって、色々と論理破綻をきたしていることは、この政権の政治の進め方の全体的な異常さを際立たせてくれるので、多くの人が「やばくね?」と感じるいい機会ではあると思うんですよね。ただ、のんびりしていたら一気にやられる。今年ってたぶん日本がこの先個人個人が尊重される民主国家でいられるか、そうじゃなくなって一気に全体主義、ファシズムへの道を突っ走るのか、という分かれ道なんだと思います。


これの1時間5分あたり〜にも決定的な憲法学者の見解が観られますが、これを見ても「たまたま呼ばれた3人が憲法違反と言っただけ」と言う人たちが、特にこの報道ステーションのHP見たらいいと思います。

菅官房長官が記者団に向かっていった「憲法違反じゃないという憲法学者はいっぱいいる」は「いち、にい、さん、たくさん」みたいな未開の地カウントであって、実際にはこれだけの人数の憲法学者が「違憲」と判断しているということ。そしてリンク先には名前出していいよ、と言った先生方の「何故そのような判断をしたか」という根拠もちゃんと紹介されている。

私もまだ全部読みきれてないんですが、難しい言葉で書く先生もいるけど、ちゃんと中高生でもわかるような言葉で書いてくれている先生もいるので、是非皆さんお時間あるとき読んでみてください。私は文学部の卒業で、法学なんてちゃんと学んだことはなかったけど、どの先生の文もすごく面白いです。世界の憲法のお勉強とかしたくなりますよ。

早稲田大学社会科総合学術院教授・西原博史氏
関西学院大学法学部教授・長岡徹氏

あたりは、とてもわかりやすくこの法案の問題点を噛み砕いて指摘して下さってます。

成城大学教授・西土彰一郎氏

この先生の一行コメント、とても控えめで穏やかだけど、痛烈な皮肉。すごいやこれ言われた相手が自分が斬られたとか気がつく前に心臓ひと突きにしてるな、という感じで私は大好きです。こういうことポロリといえる人になりたい…まるで必殺仕置き人みたい…

法政大学法学部教授・建石真公子氏

やばい専門的すぎてさっぱりわからない…!でもなんか勉強したら面白いんじゃないかと思う…。おまけの部分の、与党が盛んに使いたがる「武力行使もいとわない正義」の意味の「積極的平和主義」という言葉は、ヨハン・ガルトゥングというノルウェーの政治学者さんの用語として有名で、「「積極的平和」とは、構造的暴力をなくすための「構造的な」活動−貧困や差別の廃止、人間の生存や生命を保護し、環境や文化の保護、民主主義の確立等−」である、というガルトゥングの定義と「武力行使もいとわない」という定義はすっかり正反対になっている、という話はとても興味深いウンチクでした。

他の先生のコメントもちょっとずつ読んでみようと思います。仕事仕事で、大学でもう一度お勉強するチャンスなんかない社会人にとっては、こういうのすごく貴重ですよー。タダでこれだけ沢山の大学の先生のお話を聞けるようなものだもの。別に全部理解できなくても問題ないと思うので、いくつかでも「なるほど」と思うものがあったら、頭の引き出しに入れておくといいんじゃないかなと思います。

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これもう一度みたいな…映画館でみたときのレビューはこちら

思考停止しないために、少しずつでも学びつづけていきたいと思います。権力者は、国民が思考停止して自分たちの言うことに何でも賛成するようになることを望んでいるから。国が大学改革とかいって、哲学とか文学とかの思想系の学問の学科つぶしをしようとしてるのなんて、まさにその表れですからね。
タグ:政治
posted by なつめ at 00:59| Comment(3) | TrackBack(0) | 世の中のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする